ライフハッカー編集部 - Androidアプリ,iPhoneアプリ 09:00 AM
サイレントモードでもOK。部屋の中で見つからないスマホを簡単に探しだす方法
想像してください。あなたのスマホは部屋の中にありますが、場所がわかりません。音を鳴らそうにも、他に電話はありません。そんな時、どうやってスマホを見つけますか?
今回は、口笛を吹くことで端末を探し出せる『ホイッスル電話ファインダー(無料)』と、大声で呼ぶと端末が応答してくる『Marco Polo』という便利なアプリを2つ紹介しましょう。
『ホイッスル電話ファインダー』は、無料(広告は表示されます)でダウンロードできる、Android用アプリです。もうひとつの『Marco Polo』は、iPhone・iPad向けの有料アプリ(100円)です。この2つのアプリの目的は基本的に同じです。音を発すると、端末がそれを感知して音で応答するので、見つけ出せるという仕組みです。つまり、なくした端末に電話をかけるようなものですが、実際には電話をかけてはいないという点が異なります。
なぜこのようなアプリが必要なのか
正直に認めましょう。誰でも何度は前述のような状況に陥ったことがあるはずです。スマホを見つけるため、必死で枕の下をのぞいたり、レシートや郵便の束をひっくり返したりした経験が。その後は、固定電話を探し出すか(今どき固定電話をもっている人も珍しいですよね?)、電話を鳴らしてくれる人を見つけてから探しますよね。
この方法の問題点は、端末がサイレントモードになっている場合は、電話をかけても役に立たないということです。もちろん電話はかかりますが、着信音は聞こえません。
それに、近くに誰もおらず、なくしたスマホを鳴らすための電話もなければ、打つ手はありません。
『ホイッスル電話ファインダー』や『Marco Polo』を使えば、そんな問題も起こりません。これらのアプリに必要なのは、あなたの口から発せられる音だけですし、端末がサイレントモードに設定されていても機能します。その上、端末を見つけるのに他の機器が必要ないという、その利便性は見逃せません。
ですが、これだけはご注意ください。これらのアプリが有効なのは、どこに置いたかを忘れてしまった端末を探す場合のみで、盗まれた場合には役立ちません。iPhoneを紛失したり、盗まれたりした場合は、「iPhoneを探す」アプリで見つけましょう。『Androidデバイスマネージャー』も、紛失や盗難に遭った端末を簡単に見つけるのに役立ちます。
『ホイッスル電話ファインダー』の使い方
まずGoogle Playストアからこの無料アプリをインストールし、起動させます。設定でアプリを有効にし、口笛の感度を設定したら、次に数あるアラート音から好きな音、そしてそのボリュームを選択します。個人的にはPsyの江南スタイルが好きですが、どれを選ぶかはあなた次第です。作動させるには、口笛を吹けばいいだけです。
アプリは200平方フィートの広さがある部屋の端からでも、問題なく機能しました。ただし、はっきりと大きな音で口笛を鳴らす必要があります。また、服の山の下に端末を置いた場合は、口笛を感知するのにだいたい15~20フィートくらいまで近づかなくてはなりませんでした。
アプリを起動させた状態で端末をポケットに入れていた際、周波数の高い音をアプリが感知して作動することもありましたが、『ホイッスル電話ファインダー』を無効にしたいと思うほどの頻度ではありませんでした。
『Marco Polo』の使い方
「マルコ!」と呼びかけるとiPhone・iPadが「ポーロ!」と応答するアプリ『Marco Polo』を使うには100円支払う必要があり、それで手に入るのは、端末が「ポーロ!」と応答する際の音声を選べる権利だけです。アプリは宣伝文句通りに機能しました。『ホイッスル電話ファインダー』同様、200平方フィートの部屋の端からでも反応を示して大きな音で応答し、先ほどと同じ服の山の下にある時は、20フィート離れた場所から「マルコ!」という呼びかけを感知しました。
このアプリで唯一不愉快に感じたのは、アプリの起動中はお知らせバーが赤くなり、「Marco Polo」という文字が表示され続けるという点です。将来的にこれを非表示にする方法が追加されるとよいのですが。
バッテリーの消費量は?
両アプリとも、機能を利用するには、バックグラウンドで動作させ続ける必要があります。当然のことながら、バッテリーの持続時間を心配する人も多いでしょう。ありがたいことに、いずれのアプリもインストールしていない時点で、すでにバッテリーに関する懸念について読んで知っていました。そのため、アプリ使用前と使用後の影響を比較することができました。下記の数値はすべて、端数を切り捨てています。
『ホイッスル電話ファインダー』: アプリをインストールする前は、バッテリー残量が10%になるまでに、2時間かかりました。テスト環境下でこれを検証し、アプリをインストールした後に同じ環境を携帯電話に適用したところ、バッテリー残量が10%になるまでには2時間を2~3分下回る時間がかかりました。この間、アプリを作動させた回数は1回です。
『Marco Polo』: アプリをインストールする前、バッテリー残量が10%になるまでにかかった時間は、1時間35分でした。テスト環境下でこれを検証し、アプリをインストールした後に同じ環境を携帯電話に適用したところ、バッテリー残量が10%になるまでには1時間30分かかりました。この間、アプリを作動させた回数は1回です。
私にとっては、アプリが消費するバッテリー量は、アプリを使わないに至るほどのものではありませんでした。ですが、バックグラウンドで動作中は、バッテリーを多少は消費することはわかりました。充電が切れそうな時は、まっさきにこれらのアプリを停止するとよいでしょう。いずれにせよ、心配であれば、端末のバッテリーをより長持ちさせる方法はいくつもあります。
結局のところダウンロードすべきか否か?
いずれのアプリに関しても、私はダウンロードすることをおすすめします。メモリの使用量も少ないですし、バッテリーへの影響もそれほど大きくはありませんから、デバイスをすばやく見つけられる利便性を考えると、インストールする価値はあるでしょう。端末を置き忘れて探す頻度が、いかに多いかがわかって驚くでしょう!
ホイッスル電話ファインダー(無料)|Google Play
Marco Polo(100円)|App Store
How To Find Your Android Phone Or iPhone In A Room Even On Silent Mode|MakeUseOf
Mihir Patkar(訳:Conyac)
Image Credit: Nick Harris, Shutterstock.