【動画】集落が大雪で孤立 徳島・三好市=遠藤真梨撮影
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 西日本の大雪は7日、峠を越えたが、各地で被害が相次いだ。徳島県では計約1300人が住む6地区の孤立状態が続き、富山、福井両県では、雪道で事故を起こしたり、雪かき中だったりしたとみられる人ら計4人が死亡した。

 徳島県によると、県西部の三好市とつるぎ、東みよし両町の山間部6地区に通じる道路が倒木などで寸断された。7日午後9時現在、計656世帯1262人が孤立。陸上自衛隊員が道路の木を撤去したり、ヘリコプターで集落に降りて安否を確認したりしている。四国電力によると一帯の約1480戸で停電が続いている。

 孤立した三好市井川町の井内西地区。一人暮らしの女性(79)は、移動スーパーで買った食べ物が尽きないか気にかかる。病院の送迎車が来なければ、薬をもらいに行くこともできない。「車が通れるようにならんと。心配です」と語った。

 広島県北西部の安芸太田町では4世帯計5人が孤立状態になり、広島市消防局が7日朝、ヘリコプターで全員を救助した。