はてブで、コトラーのマーケティング4.0が話題になっているけど、
コトラー教授のマーケティング4.0時代:各MBAの戦略を考察する。
去年、まだフリーランスだった頃、テレビ制作会社の依頼でコトラー来日特集番組のリサーチの仕事をしたことがあった。↓「リサーチ」で私の名前が出ているテロップ。
テレビのリサーチの仕事って割と簡単かなと思っていたけど、そうではなかった。まずコトラーの来日前に『マーケティング・マネジメント』という分厚い本を読んで、コトラーがどのような学説を展開している学者なのかのサマリをまとめてディレクターに提出する必要があった。それを元に制作会社で打ち合わせをして、コトラーが来日した時にどんな質問をするかを考えることになった。
また、コトラーのマーケティング理論を実践している取材先企業のリストアップも私が行った。「うちの会社はコトラーに心酔してマーケティングに活かしています」と公言している企業はそんなに多くはないので、取材先を見つけるのはかなりの難作業だった。結局、ブルーライトメガネのJINSなどの企業をリストアップして制作会社に送った。また、取材先企業との打ち合わせには私も同行した。
コトラーを日本でわかりやすく解説するために、コトラーの著書を翻訳している首都大学東京の先生との打ち合わせにも参加した。私の作成したサマリを見せて、番組進行をどのように進めていくか何度か打ち合わせが行われた。首都大学東京の先生が私のリサーチサマリをみて「マーケティングを専攻している人が作ったと思った」と言ってくれたのが嬉しかった。Web開発の合間に打ち合わせに参加したので時間確保がキツかった。
そういうリサーチの仕事をして、リサーチのギャラは30万円でした。もちろん、電通の中抜きはあったよ。