野党共闘194選挙区の情勢
共産党や無所属以外の野党候補がいない「空白選挙区」は39で、前回の9から大幅に増えた。32選挙区で自民、公明両党が優勢。民主党の支持団体、連合からは「最初から白旗を揚げたことになるだけでなく、比例の伸び悩みにもつながりかねない」(幹部)との懸念が高まっている。
野党で唯一、倍増ムードなのが共産党。沖縄1区で議席獲得の可能性がある。比例では、292選挙区に候補者を擁立した効果もあり、公示前の8議席から大幅に増やす可能性が出ている。次世代の党は比例代表で議席獲得のめどが立っておらず、社民党も比例ではゼロの可能性がある。【飼手勇介、村尾哲】