7─9月期の実質GDP2次速報、年率‐1.9%に下方改定
[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した2014年7─9月期実質国内総生産(GDP)2次速報値は、1次速報値から下方改定された。前期比マイナス0.5%(1次速報値マイナス0.4%)、年率換算ではマイナス1.9%(1次速報値1.6%)だった。ロイターの事前予測調査では中央値が前期比マイナス0.1%、年率マイナス0.5%だった。
下方改定の主な要因は民間設備投資と公的資本形成。民間設備投資は、1次速報値のマイナス0.2%からマイナス0.4%に改定された。個人企業の動向が下押ししたという。在庫投資の寄与度はマイナス0.6%で横ばいだった。民間住宅投資もマイナス6.8%と1次速報のマイナス6.7%から下方改定された。
公的資本形成もプラス1.4%と1次速報のプラス2.2%から下方改定された。2012年1─3月期以降を改定した結果を反映したという。
一方、民間最終消費はプラス0.4%と1次速報と横ばいだった。政府最終消費支出もプラス0.3%と横ばいだった。雇用者報酬はプラス0.6%と1次速報のプラス0.7%から下方改定された。
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