2014-12-07
主権者のくせに投票を躊躇い棄権や白票で逃げるような有権者は非難されて当然だと思いますがね
こういうことを言っている人がいます。
「投票率は選挙結果を左右しない」 政治学者・菅原琢
2014.12.07 11:13
投票を躊躇う有権者に、投票に行けと攻撃する有権者も同罪である。好ましい政党や政治家が見つからない不幸な有権者に、「究極の選択」を偉そうに迫るのは止めて欲しい。他人を責める代わりに、まず現状における人々の選択の苦痛を理解したうえで、その人にとってどの党が好ましいのか示唆したり、あるいは自らの支持政党の魅力を語るなどしたほうがよい。
http://thepage.jp/detail/20141207-00000001-wordleaf
私は別に、投票率が上がれば支持政党の得票が増える、とは思ってませんので、「投票率は選挙結果を左右するものではなく、選挙結果そのものなのだと、考え方を改めたほうがよい」という点はまあ、否定するつもりはありません。
政治の世界に限りませんが、判断する時というのは必ずしも間違いない正しい答えが選択肢の中にあるわけじゃありません。右に行くか左に行くか、どちらが正しいかわかっていて選択できるなんてことはほとんどなく、どちらが正しいか確信できないまま選択することの方が多いでしょう。そして多くの場合において、右か左か選択できずに時間をロスすることの方がどちらか選択する場合より悪い結果をもたらします。
ですので、「好ましい政党や政治家が見つからない不幸な有権者に、「究極の選択」を偉そうに迫るのは止めて欲しい」なんてのは、さすがに何甘えたこと言ってんの?としか思えません。自分好みにカスタマイズされた選択肢がないからって駄々こねてるだけでしょ。そもそも今回の選挙では少なくとも与党の他に共産党が候補者を出しており、政策面では全く異なる二つの選択がちゃんとあるわけですよ。この状況を踏まえれば、責任ある大人なら、自分の責任で選択しろ、とそう求めるのが傲慢だとは思いません。
(前文)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
「好ましい政党や政治家が見つからない不幸な有権者に、「究極の選択」を偉そうに迫るのは止めて欲しい」なんて甘えたことを言うのが「不断の努力」ですか?そんなことすら惜しむような国民に「この憲法が国民に保障する自由及び権利」がいつまでも保持されるとでも思ってるんですか?
「生活苦しくても良ければ、どうぞ棄権を」民主・枝野氏
2014年12月7日00時00分
自民党圧勝か、という報道が出ている。でも年末は忙しいし、投票に行くのをどうしようかと(思う方がいる)。本当にいいんですか。投票を棄権すると(安倍政権が)2年間でやってきたことが、ますますまっしぐらに進んでいく。集団的自衛権もどうぞやってください、特定秘密保護法で国の秘密をどんどん隠してください。円安の物価高で生活が苦しくなるけどかまわない、という人は棄権して下さい。一票とはそういうことです。(静岡市の街頭演説で)
http://www.asahi.com/articles/ASGD661MJGD6ULFA00F.html
これはこれで真っ当な言い分ですよ。
現状で棄権するってことは、安倍政権の信任以外の意味を持ちませんから。
意味があるとすれば、今後の安倍政権下で悲惨な政治状況が招来した場合、棄権した人間は「オレは自民党には投票しなかった」と自己正当化できるという点くらいでしょう。将来の姑息な言い逃れのため、という点において棄権や白票は意味があるかもしれませんね。まあ、「不断の努力」とは到底言えませんけどね。
少なくとも、こういう姑息な棄権や白票で逃げるくらいなら、自民であれ民主であれ共産であれ、投票してその結果に対する自責の念を抱く方が、成熟した民主主義の市民だと言えますよ。
- 14 https://www.google.co.jp/
- 6 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20141206/p1
- 5 http://kajipon.sakura.ne.jp/
- 4 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/
- 4 http://pipes.yahoo.com/pipes/pipe.info?_id=VPw6npu13RGKo15vBRNMsA
- 4 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=0CB0QFjAA&url=http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20121010/1349882760&ei=78uEVM_OBILDmAXMroD4Ag&usg=AFQjCNFkgKn8VM1EuOZtcQ4DvScsjv6Y1A&sig2=sr8aYcC75SHDygEZyaWNYg
- 3 http://pipes.yahoo.com/pipes/pipe.info?_id=8dda7c5265619c2fb368495a3d11b784
- 3 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=26&ved=0CDsQFjAFOBQ&url=http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20110810/1312992849&ei=fZCEVK6DCtP28QWT0IK4CQ&usg=AFQjCNFXcz_4sxrwSU8W_QEFenTnPdUa2A&sig2=tdwj9kIeiHhzM4KDmhLzdg
- 2 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070228/p5
- 2 http://d.hatena.ne.jp/dattarakinchan/