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【格闘技】

桑名工高コンビ後藤&柴田初V 米国コンビを大逆転で破る

2014年12月8日 紙面から

ワールド・タッグリーグ決勝でドク・ギャローズ(中)を攻める柴田勝頼(左)、後藤洋央紀組=愛知県体育館で

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◇新日本プロレス ワールド・タッグリーグ決勝戦

▽7日▽愛知県体育館▽16チーム出場▽観衆7000人(超満員)

 三重・桑名工高レスリング部同級生コンビの後藤洋央紀(35)&柴田勝頼(35)組が初優勝を飾った。今年からコンビを組んだ後藤組はタッグとして初タイトルを獲得。米国コンビはIWGPタッグ王座を保持しており年明け1月4日の東京ドーム大会でベルトをかけた再戦が濃厚になった。

 空前の大逆転優勝だ。予選リーグを開幕3連敗で崖っぷちに立たされながら、後半の大まくりで生き残った後藤&柴田組。決勝も米国組の前に劣勢に立たされたが、外敵に連覇は許さないという意地で頂点に立った。

 米国組は細かくタッチし合って疲労をためず、15分すぎまで危なげなく試合を進めた。だが、高校時代から親友同士の後藤組は、相棒がピンチになっても「あいつなら大丈夫」と信頼し合っていた。20分すぎ、リングに孤立したアンダーソンに、後藤がラリアット、柴田が裸絞めと逆襲。柴田がロープに飛んで相手の胸板に強烈なキックをたたき込むPKを決め、後藤が改良型ブレーンバスターの昇天・改で畳みかけて息の根を止めた。

 昨年の大会で優勝し、年明け1月4日の東京ドーム大会でIWGPタッグ王座を獲得して以来、ほぼ1年間無敗を続けてきた米国組に、大殊勲の黒星をつけた意味は大きい。プロレスラーとして初めてのタイトルとなった柴田は「記録に残る結果を出した。そろそろ勲章がほしい」と、早くも次の戦いに目を向けると、後藤も「機は熟した! 東京ドームで会いましょう。ベルト、一発で取ります」と約束。2人の親友物語は、まだまだ続く。 (大西洋和)

 

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