IOC臨時総会へ 東京五輪で野球・ソフトボールなど「復活」も
フジテレビ系(FNN) 12月7日(日)19時50分配信
IOC(国際オリンピック委員会)の臨時総会が、日本時間8日、開催される。今回、競技種目数の見直し案などが審議され、その結果によっては、2020年の東京大会の組織委員会が復活に意欲を見せている、野球やソフトボールなどが実施競技に新たに追加される可能性も出てくることから、注目が集まっている。国際オリンピック委員会のバッハ会長が、自信を持って進める、40項目にわたる改革案。
中でも注目されるのは、オリンピックを開催する都市に、競技種目を提案させるという試み。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は「われわれは、進行中の過程について、邪魔する気も口出しするつもりもない」と述べた。
改革案の内容は、夏のオリンピックの場合、現在、競技数を28としている上限を撤廃する一方、310種目、1万500人を超えない範囲で、開催都市が、実施競技を追加提案できるようにするもの。
この改革案が承認されれば、東京が、2020年の実施競技を提案できることになり、野球・ソフトボール・空手・スカッシュなどが加わる可能性も出てくる。
また改革案では、開催地以外の都市や国の既存の施設を活用する分散開催を認め、開催都市の財政的な負担を減らすことで、立候補しやすい環境づくりをするという提案が盛り込まれていて、審議の行方が注目される。
40項目は、2日間にわたって、1項目ずつ採決が行われ、実施競技の提案権についての採決結果は、日本時間8日夜には判明するとみられている。
最終更新:12月7日(日)20時30分