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kojitakenの日記

2014-12-07 「野党共闘」のアホさ加減を象徴する東京6区の情勢

「野党共闘」のアホさ加減を象徴する東京6区の情勢

ここ数日展開している、反「野党共闘」キャンペーンの話の一つだが、東京6区世田谷区)なんかもその典型例といえるだろう。ここの自民党候補は、落ちた顔、もとい越智隆雄だが、こいつの親父は越智通雄(おちみちお)という私の大嫌いな自民党議員だった。福田赳夫・康夫親子の親戚であるこの係累議員越智通雄は、その態度のでかさとは裏腹に、無類の選挙の弱さを誇っていた。越智通雄は、初当選1972年から順調に4期連続当選したものの、中選挙区(旧東京3区)時代の1983年に落選した。その後中選挙区で3期連続当選したものの、最後の1993年は最下位当選。小選挙区制になると、選挙区当選は一度もなく、1996年に比例復活当選したものの、2000年には比例復活もできない大惨敗石井紘基議員暗殺を受けて2003年に行われた衆院補選でも、民主小宮山洋子を相手にお話にならない惨敗を喫し、政界を引退した。この補選では、越智のあまりの選挙の弱さに、「落ち通雄」「落ち(越智)はその名前の通り落ちた」などとバカにされ、ざまあみろと思ったものだ。

その落ち通雄が引退して、あとを継いだ越智隆雄も、「落ちた顔」とバカにされ、事実最初の2003年衆院選では小宮山洋子惨敗して比例復活もできず、「郵政総選挙」の2005年にも、小宮山に肉薄されて辛うじて勝つ薄氷の勝利で、2009年の「政権交代選挙」では再び、案の定の惨敗を喫した。前回は民主党への逆風が強く、越智隆雄小選挙区で勝ったが、ここは、全国でも屈指の自民党の弱い選挙区といえる。

ところが、今回は全くの無風選挙区とされ、マスコミの情勢調査でも越智隆雄の楽勝が伝えられる。なぜか。それは、非共産野党候補が維新の候補だからである。無党派層といえど、東京世田谷に住むリベラル寄りの有権者の多くは維新の候補なんかには投票しない。当たり前である。その分共産党候補の得票が増えるが、当選には遠く及ばないのもまた当たり前である。

この東京6区には、蓮舫参議院から鞍替えして出馬するという噂があった。

http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1416569294/118

118 :無党派さん:2014/11/21(金) 21:20:11.15 ID:44K/WpW4

  東京6区は蓮舫が出れば、落ちた顔は落選だろ

しかし、蓮舫には徳島で前回落選した仙谷由人を国替えして出馬させたい意向だとかで、その仙谷には地元の反発が強い上、仙谷自身が引退の意向が強かったため話がまとまらず、結局民主維新落合貴之)にこの選挙区を明け渡したという。しかし、いかに越智隆雄選挙に弱いといっても、維新の候補では勝負にならず、無風区といわれている。かくして、自民党のウィークポイントと思われていた選挙区でも、自民は左うちわの選挙戦を戦うことができている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/jyosei/20141204-OYT8T50345.html

 6区は、越智がリードする。自民支持層の7割をまとめた。落合は商店街を歩くなどして知名度向上に努めている。

読売新聞 2014年12月04日 12時09分)

これが、「リベラル」とされるメディア政治評論家や政治ブロガーたちが持ち上げてきた「野党共闘」の現実なのだ。「野党共闘」がいかにひどいアホの所業であるかは一目瞭然だろう。

tanyayoshitanyayoshi 2014/12/07 11:56 2年前の選挙では、民・維・みを足せば、越智氏の倍に迫る票数ですから、その辺りを安易に計算したんでしょうが、これで負ければ、単純な足し算による競合回避優先がいかに間違っていたか、一目瞭然ですよね。

そもそも蓮舫話の他に、ここは一度大河原雅子氏で決まったという話が広まりましたよね。そのほうがなんぼかましだったはずだが、彼女は参院選に続いて執行部のゴタゴタに振り回されたということになるでしょうか。

「維新が強硬に東京6区を欲しがったようです」というメディア記事らしきものを引用したブログがありますが、選挙区の特性を踏まえれば、安易に譲ることにはならなかったでしょう…

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