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北海道新幹線 青函トンネルで試験走行
12月7日 11時26分

北海道新幹線 青函トンネルで試験走行
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再来年3月の開業に向け、北海道新幹線は7日未明、北海道と本州を結ぶ青函トンネルで試験走行を行いました。

北海道新幹線の試験走行は、厳しい冬にも安全に運行できるよう、ふた冬に渡って行われます。
6日夜、北海道側の七飯町にある基地を出発した車両は、7日午前3時すぎに知内町にある青函トンネルの入り口にゆっくりとした速度でさしかかり、一度警笛を鳴らしてトンネルに入っていきました。
青函トンネルを含むおよそ82キロの区間は在来線の貨物列車と共用します。
7日は、電気設備が正常に機能するかどうかなどを確認したということで、およそ2時間かけて青函トンネルを通り抜けました。
北海道新幹線は営業運転の最高時速を260キロとしていますが、在来線との共用区間は、当面は、現在の特急並みの140キロとしていて、今後、貨物列車とのすれ違いによる風圧なども検証することにしています。

青森の人たちが到着を歓迎

本州と北海道を結ぶ青函トンネルで試験走行を行った北海道新幹線は7日朝、青森県側に姿を現し、地元の人たちなどが建設中の駅のホームで出迎えました。
北海道新幹線は、厳しい寒さや雪の中でも安全に運行できるよう、今月1日からH5系と呼ばれる専用車両の試験走行が行われています。
7日未明、全長53キロ余りの青函トンネルで初めての試験走行が行われ、北海道側の車両基地を出発した10両編成の車両が、午前3時すぎにゆっくりとした速度でトンネルに入りました。
新幹線は、電気設備などが正常に機能するかどうか確認しながら青函トンネルを通り抜け、およそ2時間後、青森県側に姿を見せました。
そして、午前5時40分ごろ新幹線の開通に合わせて建設が進められている今別町の奥津軽いまべつ駅に到着しました。
駅のホームでは、地元の住民や県の担当者などおよそ60人が出迎え、「ようこそ奥津軽いまべつ駅へ」などと書かれた小さな旗を振って新幹線の到着を歓迎しました。
県の担当者は「北海道新幹線が青函トンネルを通って本州に来たことにとても感動しました。地域の観光資源を生かして開業を盛り上げていきたい」と話していました。
北海道新幹線は、8日未明に奥津軽いまべつ駅を出発し、再び青函トンネルを通って北海道側の新函館北斗駅までの区間を試験走行することになっています。

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