高専実習'2012
- 実習テーマ名 : 「組み込みシステムの開発」
- 実施期間 : 2012年9月3日~7日の5日間
- 実施場所 : 豊橋技術科学大学
- 参加人数 : 1人
概要
2012年度の高専実習の一環として、本研究室は「組み込みシステムの開発」をテーマに実習を行いました。 スタンドアローンで動作する教育・研究用の小型 PC「MieruPC」を利用して、組み込みシステムの開発を体験することで、 情報工学の基盤技術に対する理解を深めることを目標としています。
実習環境
- 1人1台のMieruPCを使用
- Windows XP上にVirtualBoxをインストールして、VirtualBox上でCentOSを動作させて使用
- クロスコンパイルはCentOS上で行った
- SDへのバイナリの書き込みは、Windows XPを経由して行った
 ※CentOS上から直接SDライターを用いて書き込むと、MieruPCがバイナリを実行できなかったため
実習手順
- 基本操作の説明(MieruPCのウェブサイトに公開されているセットアップ方法などのスライドを使用)を受けながら、実際に操作を行った。
- サンプルとして提供されているプログラムをクロスコンパイラでコンパイルし、SDに書き込み、実際にMieruPC上で動作を確認した。
- サンプルプログラムを自由に実行してもらい、MieruPC上に実現したいシステムを考案した。
- 自力でサンプルプログラムを解析しながら、プログラム開発を行った。
- 最終日に、実習内容に関するレポートを提出してもらい、成果報告会を実施した。
今回の高専体験実習は、教員1人とTA2人により準備、進行を行った。 実習中ではプログラムの進行具合を確認、実習生の分からない点などのフォローを行った。 今回は、順調に設計が進んだため、ハードウェアの制約を考慮したソフトウェアの開発まで体験してもらうことができた。 また、参加者が1名であったため、研究室の雰囲気を直接知ることができる環境(学生居室)にて、実習を行った。
作成したアプリケーション
本実習で、参加した学生が作成したアプリケーションを紹介します。
- パズルゲーム - 隣接する色のブロックを消す,"さめがめ"ゲーム
- ソースコード
 
感想
- 良かった点- 自由に作りたいものが作れてよかった。
- サンプルが分かりやすかった。
- 研究室の雰囲気を味わうことが出来た。
- 優しい先輩方だった。
 
- 残念だった点- 特になし。
 
要望
- 全体- MieruPCにSDを抜き差ししてプログラムを転送するのが不便に感じた。
 
- 事前準備について- C言語に限らず、他言語でのプログラミング経験があれば十分だった。
 
総合評価
受講生のみなさんに各項目について評価を行っていただいた結果です。
(値は小さいほど満足度や達成度が低く、大きいほど高いことを表しています。5段階評価です。)