MieruPC

本研究室では、情報システムのコア技術を学ぶための教育カリキュラムの開発と実践に取り組んでいます。

概要

情報技術の急速な進歩とともに、情報システムは大規模化、複雑化しており、各技術者の取り組む領域は細分化せざるを得ない状況にあります。 その一方で、新しい技術の創出には、幅広い知識を備え、高い視野で、情報システムの研究、開発に取り組むことのできる技術者が必要です。

こうした技術者を育成し、社会に送り出すためには、情報技術のコアとなる分野(コンピュータアーキテクチャ、コンパイラなど)について、 講義と実験の両面から教育を実施することが有効な手段の1つとなります。

そこで、良質な教科書のように、技術の本質を容易に見ることのできる、<MieruPC>を導入し、情報システム教育を支援します。

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MieruPCとは

<MieruPC>とは、6大学6研究室(本研究室を含む)が参加する教育用PC実験機であり、その最大の特徴として、

  • 単体で動作可能である(これにより、情報システムの全体像や、コアとなる情報技術間の密接なつながりを学ぶことができる)
  • 内部構造が全てオープン、かつ、シンプルである(これにより、CPU、OS、コンパイラ等の本質を容易に理解できる。また、教育内容に応じて、内部構造を容易に修正できる)

ことを挙げることができます。これら以外にも、教育を意識した様々な仕組みを備えています。

  • 本体には、Verilog-HDLなどのハードウェア記述言語を用いて設計したCPUをダウンロードすることができる。
  • ダウンロードしたCPU上では、様々なソフトウェアを実行することができる(時刻表示プログラムのような簡単なソフトウェアだけでなく、Linux OSのようなシステムソフトウェアも実行可能である)。
  • 汎用ツールを用いたCPUの開発、SDカードを介したソフトウェアのロードなど、実験を支援するための環境が整備されている。

本研究室では、上記の特徴を活かした教育カリキュラムを開発し、それを元に、テーラーメードの(学生の能力、習熟度に応じた課題を設定できる柔軟な)教育を実践していきます。

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MieruPCを用いた実習

MieruPCを用いて行った実習について紹介しています。

  • ニュース
  • 2009年8月7日 : 高専実習の一環として、8月3日~7日の5日間、MieruPCを用いた実習を行いました。
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