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「碁の神様」呉清源さん死去
12月1日 10時35分

「碁の神様」呉清源さん死去
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華やかで自由な棋風と圧倒的な強さでファンを魅了し、「碁の神様」といわれた囲碁の呉清源さんが、30日、老衰のため神奈川県内で亡くなりました。
100歳でした。

呉清源さんは中国・福建省の生まれで、戦前、14歳の時に囲碁のために来日しました。
その後、とんとん拍子に昇段し、19歳で、それまでにない囲碁の新しい打ち方を発表して注目されました。
昭和11年に日本国籍を取得し、昭和30年代には二十三世本因坊・坂田栄寿や藤沢秀行名誉棋聖など、歴代の実力者を相手に「日本最強決定戦」で2回優勝するなど圧倒的な強さを発揮しました。
華やかで自由な棋風で囲碁ファンを魅了し、「碁の神様」と呼ばれました。
昭和59年にプロ棋士を引退した後も囲碁の歴史や定石の研究をまとめた本を出版したり後進の指導や囲碁の国際化に力を尽くしました。
こうした功績が認められ、昭和62年には勲三等旭日中綬章を受章しています。
家族によりますと、呉さんは神奈川県小田原市の老人ホームで暮らしていたということで、29日の夜、夕食を食べ床についたあと職員が異常に気付き、病院に搬送されましたが30日未明に亡くなったということです。

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