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ドクターヘリ出動 初の2万件超
12月7日 18時44分

医師や看護師が乗り込んで患者を治療しながら搬送する「ドクターヘリ」の出動件数が全国的に増え続け、昨年度は初めて2万件を超えたことが分かりました。
厚生労働省は「ドクターヘリの導入で『医療過疎』の地域でも命を救えるケースが増えている。引き続き医療機関を支援して導入を促していきたい」としています。

「ドクターヘリ」は医師や看護師が乗り込んで患者を治療しながら医療機関に搬送するヘリコプターで、現在、全国36の道府県に43機配備されています。
ドクターヘリの運用に携わる医師などで作る日本航空医療学会によりますと、ドクターヘリの運用が国内で始まった平成11年度以降出動件数は増え続け、昨年度は2万632件と初めて2万件を超えました。
ヘリコプター1機当たりの出動件数の平均も昨年度は480件とこれまでで最も多くなりました。
診療した患者は合わせて1万8851人で、このうちおよそ半数は(47%・8772人)事故などによる外傷で、このほか脳梗塞などの脳の病気が16%(2955人)、心筋梗塞などの心臓の病気が14%(2661人)などとなっています。
厚生労働省は「救急患者の対応に当たる消防と医療機関の連携が進んで出動件数が増加し、『医療過疎』の地域でも命を救えるケースが増えている。引き続き医療機関に補助金を出すなどの支援をして導入を促していきたい」としています。

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