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シゴトノオト
シゴトがうまくいくヒントがありそう!人気のコノ人に「シゴト」について聞きました
月曜更新
おおはらさくらこ1996年1月10日生まれ、東京都出身。2013年公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のオーディションで5,000人の中からヒロインに選ばれデビューし、第23回日本映画批評家大賞新人女優賞など受賞。劇中バンド「MUSH & Co.」でCDリリースを果たした。女優としても、映画『舞妓はレディ』、ドラマ『水球ヤンキース』『世にも奇妙な物語2014 秋の特別篇』など話題作に出演。素直で等身大のキャラクターから中高生や同世代女子の人気を博している。
「頑張れ」「支えてあげるよ」
「見守っているよ」と応援してくれるみんなへ。
ありがとうの気持ちを込めて、歌い、演じます。
映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』、ドラマ『水球ヤンキース』でヒロインを演じた大原櫻子。
『カノ嘘』で披露した歌唱力が注目を浴び、劇中バンドでCDもリリース。
2014年は、歌手・大原櫻子としてのソロデビューを果たした。
若い世代から圧倒的な支持を受け、ライブには10代女子が殺到、まさに今、応援したい度ナンバー1女子だ。
彼女が愛される理由を明らかにしよう。
デビュー当時は赤ちゃん 生まれたて
大事にされて感謝です
2013年に公開された映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で女優としてデビューしました。ある日、学校で友だちが「櫻子って(『カノ嘘』のヒロインの小枝)理子に似てるよね~」と話しているのを偶然聞いたのが、原作漫画との出会いです。理子ちゃんのサバサバした性格や音楽が好きなところに自分との共通点を感じました。なんといっても、ストーリーがおもしろい! 一気に『カノ嘘』の魅力に引き込まれました。オーディションを受けることになったのも、友だちのおかげです。「映画のオーディションがあるんだって。もしかしたら受かるかもしれないよ!」とすすめられたときには、迷いはありませんでした。
オーディションは2012年秋ごろから始まり、翌年まで続きました。「本当に映画化されるの!?」と不安になるくらい長い月日を経て最終の審査結果の発表があったのは、私の誕生日の翌日でした。発表の舞台で、突然部屋が暗くなり、ケーキが登場して……。誕生日とヒロイン決定を一緒に祝ってもらうというスペシャルな日になりました。撮影は楽しい思い出ばかりです。豪華なキャストのみなさん、スタッフさんもベテランばかりの中、まるで生まれたての赤ちゃんを扱うかのように大事にしていただいた印象です。だって、お水まで持ってきてくれるんですよ。「お水くらい、自分で飲めるのに……」と恐縮してしまったことを覚えています。演技についてちょっとでも「わからない」と言うと、誰かが「どうした?」「どこがわからない?」と声をかけてくれました。主演の佐藤健さんもとても親切で「リハーサルでのパワーはこれくらいにしたほうがいい」とか「シーンによって集中力の高めかたを変えたほうがいい」など、たくさんの細かいアドバイスをいただきました。今も『カノ嘘』の経験は活きています。あの作品に巡り合わなかったら、今の私はありません。
カフェのアルバイトで
コミュ力磨き
『カノ嘘』のオーディションに合格したばかりのころは、本当に人見知りでした。友だちとは気軽に話せるのですが「ザ・シゴト人」というオーラをまとう大人たちを前にするとガチガチに緊張してしまいました。演じるのは、八百屋でアルバイトをしている理子ちゃん……。役づくりのためと、これからシゴトをしていくためにコミュニケーションを上手にとるためにと、スタッフさんの提案で2ヶ月だけカフェでのアルバイトを経験させてもらいました。高校が終わったらダッシュでバイト先に行き、夕方5時から夜10時まではたらきました。シゴトを覚えるのは大変でしたが、楽しいこともいっぱい! お店は常連のお客さまが多く、いろんな人のお話を聞けることはとても新鮮でした。バイト代もいただきました、私にとっての初めてのお給料です。バイトははたらくことの大変さと、喜びを教えてくれた貴重な経験です。
みんなからの頑張れ、に
ありがとう、を返したい
11月にソロシングル『サンキュー。』をリリースしました。『カノ嘘』の劇中バンド「MUSH & Co.」でCDを発売していましたが「大原櫻子」としては初シングルとなります。歌手デビューは以前からの目標でした。最初、お話をいただいたときには「え~~!」と驚きながらも「本当に実現するのかな?」と半信半疑でした。スタッフさん、家族、ファンのみんなが支えてくれたからこそ、叶ったのだと思います。タイトルの通り、歌詞に感謝の気持ちを乗せながらみんなに届けていきたいです。デビューしたときから、ライブは経験しています。そこでビックリしたのが応援してくれるファン層が私と同世代の女の子が多いこと!
私なら、ファッションセンスがよくて、素敵だなと思えて、大人の女性に「憧れ」という気持ちが向くから、ライブに同世代の女子がた~くさん来てくれることは意外でもあり、同時に喜びを感じています。ただ、私を応援してくれる感情はおそらく憧れではなく、純粋な「頑張れ!」なのかなって思います。不器用な私がステージに立つ姿を見て「櫻子が頑張っていると私も頑張れるよ」とか「支えてあげるよ!」と、きっと仲の良い友だちのように見守ってくれている、そんな気がしています。みんなからの「頑張れ!」に応えるためにもいろんなことにチャレンジして、同世代だけでなく幅広い層に「大原櫻子」を知ってもらえるようになりたいです。芸能界のシゴトをするようになってから、興味や関心ごとの範囲が広がりました。学校に行って、シゴトをして疲れていても「そうだ! 映画に行こう」「この本を読まなきゃ!」と、母から「少しは休みなさい!」とときどき叱られるほど、ずっと動き回っています。関心ごとのきっかけになるのは全部、人との出会いです。周りにいるすべての人が、私を役者として、アーティストとして成長させてくれています。
『カノ嘘』の音楽プロデュースを手掛けたヒットメーカー・亀田誠治が手掛けたことでも話題の作品。櫻子ちゃんの伸びやかな歌声は、元気とハッピーになれる不思議な力を持っているよう。『カノ嘘』のスピンオフシングル『頑張ったっていいんじゃない』のライブ音源も収録。
■初回限定版(CD+DVD)/1,620円(税込)
■通常版(CD)/1,080円(税込)