有森裕子さんら世界遺産のアンコール遺跡群駆け抜ける
2014年12月7日15時17分 スポーツ報知
カンボジア北西部シエムレアプで7日、対人地雷廃絶を訴える第19回アンコールワット国際ハーフマラソンが開かれ、女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さん(47)も加わり、世界遺産のアンコール遺跡群の中を駆け抜けた。
78か国から、日本人453人を含む過去最多の7871人が出場登録。地雷で足を失ったカンボジア人らも車いすや義足で参加した。参加費は義手や義足の製作、地雷被害者の支援やエイズ予防教育活動などに充てられる。
大会は有森さんが代表理事を務める岡山市のNPO法人「ハート・オブ・ゴールド」が開催を支援してきたが、前回から運営をすべてカンボジア側に任せた。
有森さんはランナーたちを励ましながら力走し、沿道の子どもと一緒に走る場面も。「来年は20回を迎えるので感慨深い。カンボジア側も一生懸命努力し、ひとつずついろいろなものが整ってきている。手伝えることは手伝って、盛り上げていきたい」と話した。(共同)