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千葉の「まぼろしのそば」味わう12月7日 17時11分
「まぼろしのそば」とも呼ばれる「千葉在来」という品種のそばを、多くの人に味わってもらおうという催しが千葉市で開かれました。
「千葉在来」は、千葉市若葉区で水はけのよい土地を生かして明治時代から栽培が続くとされる、そばの品種です。
現在は20軒ほどの農家が年間およそ8トンを生産していますが、市場にはほとんど出回らず、「まぼろしのそば」とも呼ばれています。
この品種の魅力を多くの人に知ってもらおうと、農家やそば打ちの愛好家でつくるグループが催しを開き、家族連れなど大勢の人が集まりました。
この秋収穫されたそば粉を使うそば打ちの体験では、参加した人たちがそば粉に水を混ぜてから力を込めて練り上げ、棒で薄く伸ばしたあと、包丁で細く切って完成させていました。
また、打ち立てのざるそばなどの販売も行われ、訪れた人たちは、こしが強く甘みのあるそばを興味深そうに味わっていました。
家族で訪れた女性は「こしがあって風味もあります。千葉で作られたものなので、格段においしいです」と話し、そば打ちに参加した男性は「そばが好きで食べ歩いています。こねるときの力加減が参考になりました」と話していました。