ラミ犬 Lamiken
チェルシーズというバンドでギターを弾いて歌っています。京都~大阪を中心に ライブ活動をしながら、これまでに2枚のCDアルバムを発表しました。
■ 選曲テーマ/声とギター
インティメットな声に寄りそうギターを集めてみました。こんな風に並べてみると、関西のインディーズから世界的有名人まで、ギター伴奏の歌というのはものすごく個人的なことから発して、どこかで接続されているような気がしています。
■ 選曲リスト(曲名/アーティスト名)
M1:電話のうた/ベートルズ
ゲームソフト「ピクミン」のテーマ曲の人、といえばピンと来るでしょうか。京都のシンガーわたなべともえのソロ。カセット音源より。原曲はルー・リードです。
M2:梅田からナンバまで/上田正樹と有山淳司
上田正樹と共同名義のアルバムより、有山じゅんじの作品。なお、御堂筋を梅田から難波まで歩くのはかなり大変です。
M3:いい人だね/良元優作
大阪の新星・良元優作の意欲作。コントラバスはフリーインプロヴィゼーションの中島直樹。
M4:藪/鈴木常吉
ベテランですが、良元と影響を与え合っているように思います。
M5:Scarborough Fair/Martin Carthy
伝統音楽の歌い手でありながら、この頃のカーシーにはシンガーソングライター的なたたずまいがあります。どんな音楽でもギターで伴奏できる一方、それによって音楽が個人的なものになる気がするのですが、この性質が後にディランを介して「ロック」を形づくったと考えています。
M6:Girl from the North Country/Bob Dylan
「スカボローフェア」の本歌取り。モノラル音源をとりました。
M7:Give Me Strength/Neil Young この曲には女性コーラスやピアノがオーバーダブされたバージョンがあるとのことなのですが、見つけられていません。
M8:The Lamb Ran Away with the Crown/Judee Sill
やはり西海岸系ということで。声はいうまでもなく、ギターの音が美しい。
M9:Acontece/Cartola
後半に入ります。カルトーラは晩年にラジオの弾き語りライブを残しました。
M10:水辺の妖精/山田庵巳
冒頭のベートルズもそうですが、最近ガットギターを選ぶ若い歌手が増えているように思います。
M11:おもいでカフェ/青葉市子
いまや押しも押されぬ存在。山田に影響を受けて弾き語りを始めたそうです。
M12:愛と情/柴田聡子
デビュー前のCD-Rデモ作品より。スタジオ盤にこれが入らなかったのが不思議な、引力のある曲です。
M13:違相1/Tenniscoats
アナログ音源より。未完成のままあり続けるという困難を持続しているグループ。
M14:引越し/ピジョンズ
わたなべともえによるデュオです。カセット音源より。後に「極東最前線」に別テイクが収録されます。
M15:南国生まれのオレンジ色の鳥/チェルシーズ
僭越ながら、自己紹介ということで選びました。
M16:渚のバルコニー/Cocco
復活してからのCoccoは声が優しくなりました。
M17:ペプシドライブ/良元優作
最後は再び良元優作で。おやすみなさい。