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 20代や30代の女性たちが震災や福島について語り合う「ガールズトーク」が9日、郡山市のミューカルがくと館であった。熊本県水俣市から、水俣病患者を支援する女性も参加。周りの反応を気にして原発について話せない現状や、震災後の心境の変化など、おしゃべりに花を咲かせた。

 被災地ツアーなどに取り組む郡山市の会社員曽田めぐみさん(22)は「人が離れてしまうのでは」との不安から、会社の同僚や友人とは原発の話ができないと吐露。福島を発信するプライベートの活動と「二つの世界を生きているような気がする」と語った。

 水俣病センター相思社職員の永野三智さん(30)は、以前の自分のように今の高校生も水俣出身と言えず、「就職や大学で外に出るのが怖い」と話すのを聞いたことがある。「恋の話をするのと同じように、社会問題も話し合えればと思う」