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ツルのねぐらの水から鳥インフル12月6日 16時50分
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国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市でツルがねぐらにしている水田の水から強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
今のところ周辺の養鶏場や野鳥に異常は見られないということですが、鹿児島県や環境省は周辺での監視を強化することにしています。
鹿児島県出水市の、国内最大のツルの越冬地では、先月末、弱ったマナヅル1羽から強い毒性を持つ鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」が検出されました。
その後、このツルが見つかった場所から西におよそ2キロ離れた水田の水からも鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、鹿児島大学で詳しい検査をした結果、強い毒性を持つ同じタイプの「H5N8型」と分かりました。
この水田はツルがねぐらにしていて、環境省は、最初に弱ったツルが見つかった場所や水田から半径10キロを野鳥の監視を強化する地域にすでに指定しています。
鹿児島県などによりますと、今のところ、周辺の養鶏場や野鳥に異常は見られず、飲料水などへの影響もないということです。
鹿児島県や環境省は、死んだ鳥や排せつ物に素手で触れないよう呼びかけるとともに、周辺での監視を強化することにしています。