龍炎そして海星へ。
メッセージ一覧
龍斗さんへ。本来私と貴方は全くつながりの無い者同士です。急な赤の他人からのメッセージ、お赦し下さい。
あれこれ聞くのは失礼とは承知の上、奈々さんから事故について教えてもらいました。
その話を聞いたとき、私は感銘を受けずにはいられませんでした
人間には「時間」というどうしても越えられない壁があります。
どんな人間の偉業も時間の前では[無]となったりするものです。
貴方は一つの命を助けました。それにより貴方がこれから過ごすであろう大きな時間を失いました。
でもそれは、本質的に失ったという訳では無く、貴方がこれから過ごすであろう時間をその助けてあげた人にあげたのです。
そのように、人の助けをして生きることのできた貴方はきっと幸せだと思います。
第三者がわかったような事を書いて、失礼な奴だと思われたかもしれません。
でも無償に一人の命を助けてあげる事のできた貴方ならきっと許してくださると思います。
恐らく貴方は今まで私が生きてきた中で一番親切で優しくて幸せな人だと思います。
貴方が今まで過ごしてきた時間が幸せであったことを。貴方があげた時間がその助けてあげた子の中で幸せのものになることを。
切実に願い、短いながら私からのメッセージとさせていただきます。