2015年F1競技規約-変更詳細： FIA公式プレスリリース
World Motor Sport Council 2014 - Doha
FIA2014年世界モータースポーツ評議会： ドーハ
2014年12月03日
2015年F1競技規約
以下の決定が下された。
ポイント
両タイトルのポイントは、チャンピオンシップ最終戦で2倍にされない。
静止リスタート
安全性を疑問視したチームと相談したあと、静止リスタートに関する第42条7項および42条8項が撤回された。
バーチャル・セイフティ・カー（VSC）
2014年最終イベントにおけるVSCシステムのテストを受け、このシステムの2015年導入が承認された。VSC手続きは、コース係員の命令によって、レース中立化のために開始される。通常は、トラックのあらゆる区域においてダブル・イエローフラッグを振る必要があり、競技者あるいは担当者が危険となるが、セイフティ・カーの使用が正当化されない状況で使用される。完全な条文は付属書�気傍�載されている。
レース中断
レースが中断されるとき、ピット出口は閉鎖され、全マシンはスターティング・グリッドではなく、ピットレーンにゆっくりと戻らなくてはならない。ピットレーンに最初に到着したマシンは、高速レーンに留まったままピット出口まで進み、全マシンが最初のマシンの後ろに並ぶ。
グリッド上のチーム職員または機材
信号が表示されて15秒後もグリッド上にチーム職員あるいはチーム機材が残っている場合は、当該マシンのドライバーはピットレーンからレースをスタートしなくてはならない。これを怠ったドライバーには10秒間ストップ＆ゴー・ペナルティが科せられる。
パワー・ユニットのペナルティ
パワー・ユニット全体の交換はペナルティにつながらないが、現在の規約に指定されているように、パワーユニットの個々の部品に対してペナルティが累積で適用される。
グリッド降格ペナルティが科せられ、ドライバーのグリッド順位に降格をすべて適用することができない場合、ペナルティの残りは、（以前のように次戦ではなく）下記の尺度に従いレース中のタイム加算ペナルティとして科せられる。
・1〜5番グリッド降格ができない場合：第16条3（a）項のペナルティが科せられる。
・6〜10番グリッド降格ができない場合：第16条3（b）項のペナルティが科せられる。
・11〜20番グリッド降格ができない場合：第16条3（c）項のペナルティが科せられる。
・20を超えるグリッド降格ができない場合：第16条3（d）項のペナルティが科せられる。
タイム加算ペナルティ
既存の5秒加算ペナルティ（第16条3a）に加え、新しく10秒加算ペナルティ（第16条3b）が導入され、同様に適用される。
危険なリリース
マシンがレース中に危険な状況でリリースされたと見なされた場合、10秒間ストップ＆ゴー・ペナルティが当該ドライバーに科せられる。また、危険な状況でリリースされたことを知りながらマシンのドライブを続けたとスチュワードが見なしたドライバーには、追加ペナルティが科せられる。
予選手順
予選手順が明確化された。24台のマシンが出走する場合は、Q1およびQ2で7台が除外され、22台のマシンが出走する場合は、Q1およびQ2で6台が除外される。出走マシンがさらに減る場合も同様。
セイフティ・カー： 周回遅れになったマシン
周回遅れになった最後のマシンが先頭マシンを追い越すと、セイフティ・カーは状況次第で次の周回の終わりにピットに戻ることができることになった。そのためレース・ディレクターは、周回遅れになった全マシンが、セイフティ・カー背後の車列の最後に到着するのを待たなくてもよい。
-Source: FIA
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