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【ゴルフ】

遼がきた〜!2打差6位浮上

2014年12月6日 紙面から

日本シリーズJTカップ第2日、18番でグリーンのラインを読む石川遼。2打差6位に浮上=東京都稲城市の東京よみうりCCで(武藤健一撮影)

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◇日本シリーズJT杯<第2日>

 ▽5日、東京都稲城市、東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)▽晴れ、気温12・3度、風速3・5メートル▽賞金総額1億3000万円、優勝4000万円▽30選手▽観衆4192人

 遼が来た! 前日14位だった石川遼(23)=カシオ=が、6バーディー、3ボギーとこの日ベストスコアタイの67をマークし、通算3アンダー、首位と2打差の6位に浮上した。首位グループは前年覇者の宮里優作(34)と宮本勝昌(42)=ハートンホテル、李尚熹(イ・サンヒ)=韓国=の3人。賞金王を争う4人は、前日トップの小田孔明(36)が72で通算4アンダーの4位、岩田寛(33)が通算イーブンパーの15位、藤田寛之(45)=葛城GC=が通算1オーバーの18位、そして近藤共弘(37)が通算2オーバーの20位へと、それぞれ後退した。

 大会初優勝に向かって石川がジャンプアップした。「今日はほとんどパットのミスをしたという感じがなかった」と“パット効果”を強調。1番で2・5メートルを沈めるバーディー発進。4番ボギーのあとの6番541ヤードのパー5では3番アイアンでの第2打をピン手前5メートルに2オン。イーグルは奪えなかったが楽々バーディー。その後も4バーディー、2ボギー。「(13、14番と)2つ大きなパーセーブができた」と振り返った。

 石川は今週、これまで35インチだったパターシャフトの長さを37・5インチに伸ばして臨んでいる。左脇を締めたままストロークするのが自身のパットスタイル。週初めに、それに合うようなシャフトの長さを探した。「家にあった中尺パターを利用して、左脇を締めたままアドレスしてパターを握ったらちょうどいい長さが37・5インチだった」という。

 「まだものになっていないが、いいアドレスをするとラインが合ってくるのかな…という感じがする」と石川。初日30パットだったのが、この日は29パット。“新パター”効果がでてきたようだ。

 「優勝しか見ない」と言って今大会に乗り込んできた石川が、2日目にして首位と2打差の6位。「いい位置だと思います。明日は1打でも縮めていければいいのかなと思う。数字的には最低限のライン。ほかの選手を見ながらではなく、自分の常識の中で満足できるプレーをしたい」

 来年9月には24歳になる。大会最年少優勝記録(1981年大会羽川豊の23歳363日)更新のラストチャンスに、石川が挑む。 (櫛谷和夫)

 

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