中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

FA中島 オリックス入団 「優勝するためにきた」

2014年12月6日 紙面から

オリックスへの入団が決まり、背番号1のユニホームをまとう中島=ほっともっとフィールド神戸で(横田信哉撮影)

写真

 オリックスは5日、米大リーグ・アスレチックスからFAとなった中島裕之内野手(32)の獲得を発表した。契約は3年で、年俸は総額12億円。背番号は「1」に決まった。中島は同日、神戸市内であった入団会見に出席。幼なじみで今季、ソフトバンクからオリックスにFA移籍した山崎勝己捕手(32)からのラブコールが、入団の大きな決め手になったと明かした。

 こんなにたくさんのフラッシュを浴びるのはいつ以来だろうか。3年ぶりの日本球界復帰が決まった中島は「オリックスには優勝するために来た。少しでも力になれるように一生懸命やりたい」と、熱い思いを口にした。

 決め手となったのは、山崎勝からのたびたびの電話だった。「時々『来年どうすんの?』『一緒にやろうよ』って来ました」。ともに兵庫県伊丹市出身で、桜台小学校時代にはバッテリーを組んだ。「プロでも一緒にやれることはそうそうない」。再び同じチームでのプレーを選んだ。

 米国ではメジャーを経験できなかった。「メジャーでやりたいのはあった」と挑戦を続けるかの葛藤もあったが、いつ昇格できるか分からない状況で野球を続けるよりは、日本球界復帰を選んだ。

 当初、優先的に考えていた古巣・西武とは条件面で折り合わなかった。阪神からも好条件を提示され、中日からも声をかけられた。これらに「感謝しています」としながらも、最終的には「(日本に)戻ってきて、結果を出さないとどうこう言われる。パ・リーグでやってきたので、ちょっとでも慣れてる方がよかった」と決断理由を説明した。

 9月上旬に骨折した左手首は完治している。「取ってよかったと思われるようにしたい。アカンかったら、そんときたたいてください」。関西弁で打ち明けたのは不退転の覚悟。優勝請負人として、故郷に錦を飾る。 (五島大裕)

(金額は推定)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ