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最終更新:2014年12月6日(土) 18時17分

特定秘密保護法成立から1年、10日の施行を前に反対集会

 国の機密を「漏らした」公務員らに厳罰を科す、「特定秘密保護法」の成立から6日で1年。10日の施行を前に、これに反対する弁護士や市民団体が集会を開き、法の廃止を訴えました。

 集会では、「国民の知る権利が奪われ、市民活動が萎縮する」などと、法の施行に反対する声が相次ぎました。

 「特定秘密保護法」は、防衛省・外務省など、19の行政機関が、「防衛・外交・スパイ防止・テロ防止」の4分野で秘密を指定。これを「漏らした」公務員らに、最高で「懲役10年」を科すものです。また、秘密を入手しようと「そそのかした」とみなされた民間人も、処罰対象となるおそれがあります。

 政府は、秘密指定が適正かどうか厳格にチェックするとしていますが、恣意的な運用が懸念されています。(06日16:36)

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