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米FRB、経済強含んでいるとの認識示す必要=クリーブランド連銀総裁

2014年 12月 6日 08:56 JST
 
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[ワシントン 5日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は5日、連邦準備理事会(FRB)は、米経済が力強さを増している明らかな兆候が出ているとの認識を示すために声明を調整し、金利は当面は上昇しないとのメッセージを発信することをやめる必要があるとの考えを示した。

同総裁はロイターのインタビューに対し、FRBの他の高官と比べて、自身は米経済に対し楽観的な見方を持っているとし、より早い時期に利上げを開始することを望んでいると述べた。

時期尚早な利上げで景気回復が損なわれる恐れがあるとは認識しているとしながらも、あまりにも長く待ち過ぎれば、その後により急激な一連の引き締めを実施する必要に迫られる可能性があり、そうなればFRBがこれまで発してきたメッセージに矛盾するとの立場を示した。

今月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)については、自身の考えより文言がハト派的だった場合、反対票を投じるかはまだ決めていないとしている。

利上げ開始時期については、来年の「ある時点」と述べるにとどめた。

メスター氏は6月にクリーブランド地区連銀総裁に就任したばかり。ただ、就任後6カ月ですでにFRBの政策をいかにうまく伝達するか主導権を発揮しており、同氏の発言がFRBが利上げ開始に踏み切る要因を示唆する文言の変更につながる可能性もある。

メスター総裁は今年のFOMCで投票権を持つメンバー。

 

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 12月5日、米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、FRBは、米経済が力強さを増している明らかな兆候が出ているとの認識を示すために声明を調整し、金利は当面は上昇しないとのメッセージを発信することをやめる必要があるとの考えを示した。写真は同日、ワシントンで講演する同総裁(2014年 ロイター/Gary Cameron)

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*統計に基づく世論調査ではありません。