前半 ボールを争うG大阪・宇佐美=ポカリ(撮影・安部光翁)【拡大】
「難しいシーズンだったけど、自分が調子を上げていく中でチームの順位も上がった」
どんなときも、向上心を持ち続けた。昨年11月17日、父方の祖父が亡くなった。その日、J2山形戦(万博)で2点を奪い勝利に貢献。試合後、祖父の霊前に手を合わせ、悲しみに暮れた。
だが、そのときも携帯電話を握りしめていた。映像アプリで自身の試合を確認。選手としての自覚だった。祖父の一周忌には優勝への思いを誓った。「J2とJ1と違う環境の中でプレーに新たなスタイルが出てきた」。誰にも負けないプロ意識が前に進む力だ。