準優勝した大阪福島シニアのナインと記念撮影する藤浪。自身も守備から鍛え直す(撮影・高井良治)【拡大】
「(4日に前田健と会ったときに)『球団から許可が下りたら、一緒にやろう』と言ってもらいました。技術は盗めないと思いますが、フィールディングに対する考え方、気持ちの持ち方を参考にさせてもらえれば」
オフも球団の強化指定選手に入っている右腕は、合同自主トレ実現へフロントと協議中。近日中にも、再び話し合う予定だが、着実に1月上旬の合体トレ開催に向け、進んでいる。
「投手のフィールディングはセンスが問われると思いますが、僕はセンスがないタイプなので」
“マエケン先生”の極意を聞いて、課題克服-。3月27日の中日戦(京セラD)の開幕投手を見据える晋ちゃんが、守り勝つ投手を目指す。 (小松真也)
★藤浪シート作る
少年たちの熱いプレーを見守った藤浪は、甲子園のゲームに子どもたちを招待する「藤浪シート」の設置に意欲をみせた。「将来的にできればいいと思います。何か、出来る限りのことを考えていきたいですね。プロ野球の試合を見て、(野球少年が)頑張る気持ちになってくれるかもしれないですし」。数々の一流選手が行っていた活動に背番号「19」も近い将来、取り組むことになりそうだ。
藤浪の主なエラーVTR
★4月22日、中日戦(ナゴヤD) 3点を守る七回に無死一、二塁から堂上直の試みた投前へのバントを一塁に悪送球し、1点を失う。なおも無死二、三塁のピンチで降板となり、後をつないだ投手が同点に追いつかれ、勝ち星を逃した。チームは10-4で勝利
★5月20日、オリックス戦(京セラD) 一回無死一塁で安達の犠打を一塁悪送球。無死二、三塁を招き、坂口の2点打などいきなり3失点。二回にもつかまり、2回6失点と打ち込まれた。チームも2-12で大敗
★6月4日、楽天戦(コボスタ宮城) 一回二死一塁から、ジョーンズの投ゴロを一塁悪送球。先制点を許した。試合は7回6安打1失点にまとめ、9-1で勝利。4勝目を挙げた
(紙面から)