コウモリの世界の図解

ナンパしたフランス人と同棲する高卒ニートの整理と極論

Q、なぜ日本人はチャラいと思われるの? A、非モテはナンパしよう!

うちの同居人は日本に来て3年目のフランス人留学生なのですが、彼女が日本語学校で学んでいたときの留学生仲間の女性たちは口を合わせてこう言うそうです。

「日本人はチャラい」

彼女自身も、こう言います。

「日本人はぜんぜん真面目じゃないよ、チャラ過ぎ」

いったい、どうしてそう思われてしまうのでしょうか?

余談

ちなみにこれは純度100%の自慢なのですが、
「じゃあどうして僕と付き合ったの?」と彼女に聞くと、
「コウモリは、日本人だけど真面目で優しいからね」と答えてくれます。
ぴーす。

婚前交渉の是非をどう考えるか

話を戻します。
なぜ日本人は留学生からチャラいと思われるのか。
留学生の女子たちが「チャラい」という日本語を「恋愛や性行為に対して軽薄である」の意味で使いこなしていることへの興味は脇に置いておくこととして、ここではまず、婚前交渉(結婚前に性交渉を持つこと)に対する意識の国際比較を見てみましょう。

これを見ると、たしかにアメリカ人や韓国人と比べると日本人にはチャラい人が多そうです。8割以上の人が「結婚前にセックスするなんて絶対ありえない」と考えているトルコと比べれば、日本は軽薄な人が多いと思われても仕方がないようにも思えます。

けれども、うちの同居人はフランス人です。その彼女が、「日本人はチャラい」と言っているのです。上図で見る限り、フランスの方が日本より性に奔放(軽薄)な人が多そうにも思えるのに。

いったい、どうしてでしょうか。

イメージを作るもの

彼女やその友人たちは、日本の男性全員と話したわけでもなければ日本人の意識を示す統計データを見たわけでもありません。ただ、彼女たちが出会った日本人男性のイメージとして、「チャラい」と思っただけです。

つまり、彼女たちが出会った日本人男性の「偏り」が、「日本人はチャラい」というイメージを作っているのではないか。

実際、彼女たちが思い浮かべているチャラい日本人男性たちの具体例を聞けば、すぐに答えが分かります。
彼女たち留学生が出会った日本人男性といえば、その多くは「ナンパしてきた男性」なのです!

考えてみれば、それも当然でしょう。
日本語学校には日本人はほとんどいませんし、日本の学校や会社に所属していない根無し草の彼女たちにとって、日本人男性と知り合う場所など、基本的にはありません。

クラブに遊びに行ったときにナンパしてきた男性、街を歩いていてナンパしてきた男性、ショッピングをしていてナンパしてきた男性。それが、彼女たちの出会った日本人男性の大半を占めています。

そして、彼女たちをナンパしてきた男性は、「少し遊んだらすぐホテルに誘ってくる」のだそうです!

ナンパ師が悪い…?

こう聞けば、「日本人がチャラいと思われるのも仕方ない」ように思えてきますし、出会ってすぐ性行為に誘おうとするナンパ師たちに腹が立ってくる方もいるでしょう。

「俺たち非モテは女性に話しかけることすら出来ず真面目に暮らしているのに、一部のチャラいナンパ師のせいで日本人全体が軽薄に思われてしまっているだなんて。ナンパ師なんか死んでしまえ!」

その気持ちも分かります。というよりそれは、20代後半になるまで女性とまともに話すことができない非モテとして過ごしてきたコウモリ自身の気持ちです。

でも。
今のコウモリは、その考え方は大きく間違っていたと思っています。

どういうことか。

問題は、日本に「まともなナンパ」の文化がないこと。

フランスには、ナンパ文化があります。
気になった女性に男性が声をかけるのは自然なことですし、そこから交際や結婚に発展するのも自然にあることです。そのため、声をかけて仲良くなったからといって、すぐにセックスをしようとする男性ばかりではありません。その日だけの関係を目的にしたナンパもあれば、結婚につながるナンパもある。多様な形態があるナンパは、決して軽薄でチャラいものではありません。

一方の日本には、まともなナンパ文化がありません。そのせいで、ナンパは軽薄でチャラいものというイメージがあります。これは、その日のうちにセックスすることを目的にしたチャラい男性がナンパするせいではありません。むしろ逆で、真面目な交際を望む男性がナンパしないせいだとコウモリは思うのです。

図解してみる

再度、このことを図解してみます。
仮に、日本とフランスには、どちらの国にも真面目な人と普通の人とチャラい人が同じくらいの割合でいると仮定します。

その中でナンパする人の割合はこういう感じじゃないかなーとコウモリは考えています。

日本の場合は普通の人がナンパすることは少なくて、いわゆる「ナンパ師」とも呼ばれるセックス依存症の人間が多いのも特徴だと思います。

仮に、これを人数で表現してみます。

あくまで仮の人数ですが、こういう感じだとします。
そうすると、「ナンパ」のイメージは、こうなります。


ね!
数字はあくまで仮のものに過ぎませんが、日本のナンパがチャラい、日本人がチャラい、と思えてきますね!

うちの同居人は、もちろんフランスにいたときにもナンパされた経験があります。それと比較して、日本でナンパしてくる人がいかにチャラい人ばかりに思えたことでしょう。そこから「日本人ってチャラい」というイメージを持つのは当然の成り行きです。

そして繰り返しになりますが、この状況を作り出しているのは、日本のチャラいナンパ師だけが原因ではありません。むしろ、ナンパしない普通の人や真面目な人が原因だと思うわけです。

まともなナンパを増やそう!

今の日本では、ナンパといえば「チャラい」というイメージがあります。イメージだけではなく、ネット上に溢れるナンパ師のブログやツイートを見れば、それが事実であることも一目瞭然です。彼らの多くは、その日のうちにセックスすることを「即」、2度目に会うときにセックスすることを「準即」と呼び、その数や質を競い合っています。

こうした現状のせいで、ナンパする男性がチャラいというだけではなく、「ナンパについていくような女性もチャラいよね」という考え方をも生み出しているように思えます。

だからと言って、ナンパ師や、ナンパに付いていく女性を毛嫌いしても仕方ありません。

もちろん、嫌がる女性を強引にナンパしたり通行人の邪魔になったり、そのようなマナーの悪いナンパはなくしていくべきですが、そのためには、「まともなナンパ」を増やしていくことが一番ではないかと思うのです。

将来的に長い付き合いをするかもしれないと考えて、相手をきちんと尊重する。そういう「まともなナンパ」を増やしていくことでしか、質の低いナンパは駆逐できないと思うからです。

非モテは、ナンパしよう!

コウモリが、非モテの巣窟である「はてな」にブログを構えた理由の1つはそこにあります。

真面目で高学歴だけどネットに籠りがちな「はてなユーザー」こそ、真面目なナンパに乗り出して悪貨を駆逐してほしい。そうして、悪貨が良貨を駆逐しているかのように見える現在の恋愛市場の閉塞感を打破してほしい、と考えているのです。

実際、真面目な人にとって、今がチャンスでもあるのではないでしょうか。
冒頭に書いた余談の通り、「(日本で)ナンパしてくる人ってチャラいし嫌だったけど、あなたは真面目だし他の男性と違うね」と思われる可能性もあるからです。

そこには、真面目な人のためのブルーオーシャンが広がっています。

もちろん、最低限の身だしなみを整え、最低限の会話術を磨く必要はあるかもしれないけれど、もしも数年前のコウモリのように「このままどうせ孤独死を待つだけの人生だ」と考えるのであれば、挑戦してみるだけの価値はあるのではないでしょうか。

買い物している外国人女性に、声をかけてみた。気が合うので、連絡先を交換してみた。なんだかんだで、プロポーズしてみた。なんだかんだネット上で文句を言われつつも、2人で支え合って今も楽しく暮らしている。
運が良かっただけとも言えますが、コウモリは、そういう現実にとても満足しています。
ぴーす。

結論

なぜ日本人はチャラいと思われるのか。
それは、チャラくないあなたが、まともに女性に話しかけないせいでもあるのです!

もちろん、日本人がチャラいと思われたままでも何の問題もありません。
ただ、コウモリは、日本の少子化の大きな原因がここにあると思っているので、ナンパや非モテというテーマについては別のグラフをまじえてまた書くつもりです。

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