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 生活の党の小沢一郎代表は6日、衆院選期間中としては異例の過密スケジュールで地元・岩手を駆け回った。自民党や民主党の幹事長などを歴任した小沢氏は党所属議員の応援を優先する選挙が30年以上続いていた。今回は激戦との予想が相次ぐ中で「小沢王国」を守るのに懸命。7日までの週末にかけ、地元で30カ所の演説に立つ予定だ。

 6日は岩手4区の花巻市など3市16カ所を20~30分刻みで回った。時折、大雪が舞い零下まで冷え込むなか、コートも手袋も傘もなく、ビール箱の上に立つおなじみのスタイルで演説。「自民党に代わる勢力をつくりたいと思ったが、今回は間に合わなかった。もう1回、もうひと働きさせてもらいたい」と語り、一人一人と握手を交わした。

 同選挙区にはほかに自民党前職の藤原崇氏、共産党新顔の高橋綱記氏も立候補している。