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【政権の是非を問う】
=教育再生= 自虐史観、是正できるか 政権の最重要課題に首相の大きな決意
「教科書をめぐる闘いは当時の政治状況、マスコミ報道から考えれば圧倒的に不利な情勢でした。しかし昭一さんは『俺がやらねば』と引き受けてくれた。難局に立ち向かうことで世の中を変えていく。そのために全力で闘う。私は闘う政治家の姿をあなたから学びました…」
誠実・勤勉だけでは
そもそもなぜ教育再生なのか。首相は「急速にグローバル化する世界でいかに日本人が日本人たりえるか」に主眼を置いている。
「誠実」「勤勉」という日本人の美徳は世界中に知られるが、それだけで激烈な国際競争を勝ち抜くことはできない。どんなに正しいことでも、それを自らアピールしなければ、国際社会は認めてくれない。
ところが、戦後教育は自虐史観を蔓延(まんえん)させ、日本人から誇りと自信を奪った。根拠のない南京大虐殺や慰安婦強制連行を流布され、父祖の名誉が傷つけられても沈黙するどころか、迎合する人さえいる。
この歪(いびつ)な戦後教育から脱却するにはどうするか。
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