記事詳細
【政権の是非を問う】
=教育再生= 自虐史観、是正できるか 政権の最重要課題に首相の大きな決意
入試の内容や出題形式が一変すれば子供たちの学習内容も一変する。高校側や大学側の負担も大きい。中教審委員からはさまざまな意見が噴き出した。
「答申案はかなりタイトなスケジュールではないか」(浜田純一東大総長)、「教育現場の意識がついていかないと改革はうまくいかない」(長尾ひろみ広島女学院大学長)-。
結局、答申案は次回総会に持ち越された。
安倍晋三首相は「教育再生」をアベノミクスと並ぶ政権の最重要課題と位置づける。
24年12月に第2次安倍政権が発足すると腹心の下村氏を文科相に起用し、25年1月には首相直属の機関として教育再生実行会議を発足させた。
以後、いじめ防止対策推進法の制定▽教育委員会制度の抜本改革▽道徳の教科化▽海外留学支援制度の拡充-などを次々と進め、その多くを実現してきた。
関連ニュース
- 【政権の是非を問う】=震災復興と原発事故収束= 「復興なくして日本再生なし」 分断された地域の絆をどう取り戻すか
- 【政権の是非を問う】=アベノミクス= 消費増税で消しとんだ薬効 追加緩和は「禁断の投薬」だったが…
- 【政権の是非を問う】=集団的自衛権= なぜ解散スケジュールが狂ったのか? 首相が執念燃やす安保法制
- 【政権の是非を問う】=普天間移設= 安倍首相に打つ手はあるのか? 奇妙な保革共闘が政権揺るがす地雷に…
- 【政権の是非を問う】=消費増税先送り= 増税版「バカの壁」との戦い これが衆院選の大義だ
- 【政権の是非を問う】地球儀外交(下) 「日中関係で異常なのは中国の方」2年の外交努力で手応え 世界で認識共有