伊沢友之
2014年12月5日20時26分
NECは5日、ファンクラブ向けのチケットを高額で転売する「ダフ屋」を顔認証で見破る仕組みを開発したと発表した。ファンクラブに入会する時に登録した顔写真と照らし合わせ、コンサート会場などの入り口で本人かどうかを確認できるという。
ファンクラブの会員になると、コンサートなどのチケットを一般発売前に買えたり安く買えたりする特典がある。この特典をねらって会員になり、インターネットや会場近くでチケットを高額で転売するような偽のファンもいる。
NECはファンクラブの運営管理を請け負う「テイパーズ」(東京)のチケット発券システムに顔認証の技術を提供する。入会時に登録した写真で目と鼻の距離などの特徴をつかみ、会場入り口のカメラで本人かどうかを確認できる。確認できない場合は入場できないようにするという。
NECは人気グループ「ももいろクローバーZ」の今年夏の公演などで、このしくみを試行していた。(伊沢友之)
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