ライフハッカー編集部 - デザイン,トイ,科学,趣味 06:00 PM
紙のように薄いシート型ライトが登場、その使い道は?
Lightpaperは、まるで現実世界にできた裂け目、あるいはバグってしまった手のひらサイズのコンピューターのように見えます。アイダホとテキサス州オースティンの両都市に拠点を構えるRohinniが、紙のように薄い発光する四角形を開発しました。通電すると、ゲームの転送ポータルのように光るのです。実物の写真は、Rohinniのウェブサイトで見られます。
RohinniのLightpaperは、導電性を持つ面にインクとLEDの混合物を印刷して作られました。この方法により薄くて柔軟でシンプルな光源ができたのですが、まだ安定性には欠けています。これは、現在の印刷プロセスでは、LEDがシート上に均等に分布しないためですが、Rohinniによると、Lightpaperバージョン2では変更されるそうです。
Rohinniのウェブサイトには、いくつかのLightpaperの潜在的な用途が掲載されています。モダンなホテルで夜間に光る室内パネル、スマートフォンの背面やスノーボード、自動車のフロントグリルで光るロゴ、将来的には電子時計のディスプレイなど。電気を使っているものならなんでも、Lightpaperを使って新しい輝きを手に入れられます。
Rohinniは、コンセプトを紹介するためのビデオを制作しています。Rohinniには、地球は平らなものだという思い込みが、実際には球であるという発見により覆されたように、従来の球形の電球から紙のように薄いライトへと移行する革命が見えているのです。ビデオは下記で視聴できます。
PAPERTHIN SHEET GIVES LIGHT, NEEDS PURPOSE|Popular Science
Kelsey D. Atherton(訳:Conyac)
Photo by ShutterStock
- 赤の発見 青の発見―高輝度LEDで光の三原色をつくった天才たち
- 西澤 潤一,中村 修二白日社