avsoft 201301-
○20130213 いろいろ
アイアンスカイ BD 2012 フィンランド/ドイツ/オーストラリア 総合 8 音質 ドルビーHD 5.1 7 画質 AVC 30Mbps平均
久しぶりにおバカ映画を楽しめた。
けっこうまともなCGで、壮大なでたらめ話に花を添えている。登場人物は面白いが、ストーリーがいまいち。
ナチのWW2軍事技術ベースが、一部しかデザインに生きていない。BMWサイドカー、シュタールヘルム型ヘルメット、ヘルメット替わりのガスマスク、宇宙服代わりのゴム引きコート、MP44、ワルサーPPKなどの小火器。ツエッペリン飛行船型地球侵攻母艦、ハウニブ円盤型の飛行物体は、実際にWW2時のデザインがあるが、それ以外の戦闘飛行物体は、なじみがない。
現代のNYのネオナチ(エセナチ)の若者に、「近づくな」と制止するシーンは笑える。
ヘリウム3の実態が不明だが、ヘリウム3を使うと超兵器ができる。それを使って宇宙空間を飛んできて、大気圏突入できる飛行体を作れるレガシーナチの大部隊が侵攻してきたら、USAFはなすすべがないのでは、と思うのだが、きっちり対抗しちゃう。USSジョージブッシュ!!には笑った。(恰好良いし!)
とにかくおバカ映画なので、四の五の言わず楽しむべし。最後は少し悲しい。
○20130116
プロメテウス 2012 米 総合 8 音質 DTSHD7.1ch 8 6Mbps平均 画質AVC 8 24-37Mbps 32平均
いろいろな評がありましたが、先入観なしで視聴。
リドリースコット監督 エイリアン第1作を担当したリドリースコットが監督。日本での前宣が失敗していたため、作品評が、また誤った批評に傾きがちであった。SF作品としては、実りの多いものである。
CGメインの作品であるが、違和感は少ない。
画質は、すごい。おそらく風景はすべてCGのはずだが、ほとんど本物に見える。宇宙服が、第1作のアポロ時代の宇宙服デザインから、ゴム状のぴっちりとしたものに、アップデートされている。(エイリアン第1作の前の話なのに、宇宙服が、先進的。
四の五の言わず、エイリアンものとして楽しんでみるのが吉。シャーリーズセロンが、今一スーパーウーマンになりきれなかった。ちょっとよわいっちい学者女性が生き残る、エイリアン第1作のテイストが監督によって復活。エイリアンシリーズは2作目からシガーニーが強力になってしまったため(一説には母の強さを見せるためといわれる)第1作のテイストが失われる結果となった。
で、謎が解決、なんてことはなく、でっかい人間型エイリアンは、なぜそこにいて、「兵器工場」といわれるものを作っていたか、何故、地球に帰らずエイリアンの船で、エイリアンの母星を目指すのか、なぜ人間型エイリアンは人類を滅ぼすのか、など、謎は深まるばかりのつくり。初めから2作、3作を設定して作っているのがありあり。