世の中のしくみや思考が変わってきている 流れに乗ることが大切
勝率7割以上のギャンブラーが言った、勝つ秘訣
大阪産業創造館が主催しているボクの塾「エクスマ道場」の途中です。
15名の経営者が参加しています。
やっぱり楽しいかどうかって、大切だなって思っています。
楽しい流れに乗ること大事。
この激変しているビジネスの環境、流れに流されず、流れに逆らわず、流れに乗ること。
それが大事。
ビジネスの考え方の転換が必要になっている。
毎日、経営者さんたちに会っていると、それは痛切に感じます。
以前、すごい話を聞きました。
勝率7割以上というものすごいギャンブラーがいて、この人が勝つ秘訣を話していたんです。
「流れにさからわないことだ」
これはどういうことかと言うと、例えば二人でトランプを引いて大きな数字を引いたほうが勝ちだとします。
そういうときは絶対に自分から先に引かず、相手に先に引いてもらうようにする。
それが流れにのることなのだ。
という話でした。
ボク、そのとき、感覚的にわかった、そうですねって思わす同意しました。
要は、「自分でなんとかしよう! 勝つぞ!」と思って引くと、流れにさからうような状況をつくってしまうということ。
そうじゃなくて、「どうぞ」と言って相手に引いてもらって、自分は残ったほうをスッと引くことが勝つ秘訣なんですよって。
面白いなと思った。
「流れにのる」ことは大切こと。。
すべての環境を受け入れる、あるいはあなたの過去をすべて受け入れる、起こったことをすべて受け入れること。
そこからスタートするというか、そこからやっていくということ。
それがこれからビジネスでしあわせになる秘訣なんだと思うんです。
マスが崩壊しつつある時代にどういうビジネスをするのか
昔は農業社会でした。
それが20世紀は工業化社会になりその後情報化社会になり、さらに今は成熟した情報化社会になっている。
工業化社会の時代は、効率化・生産性を追求した社会。
マスという概念が登場してくるわけです。
多くの人に、画一的な製品や情報を届けようとする時代。
マスコミ、マスメディア、マスマーケティングなどが主流でした。
たとえば服を売っている会社だと、マスですから、不特定多数の人たちに買ってもらうというやり方です。
店舗をたくさん出して、たくさん仕入れて、原材料を安くして、人件費を安くして、いい製品をたくさんの人に安く届ける。
これがマスマーケティングの考え方ですね。
そのためにはランチェスターの戦略などが有効だった。
でも、人々が発信するツールを安価で持ち、個人でも情報を発信できる。
昔は大企業しか手に入らなかった情報も、誰もが平等に情報収集できる。
そんな時代です。
もうマスという概念が崩壊しているわけです。
マーケティングの分野も、マスマーケティングはなかなか効果がなくなってきています。
多くの不特定多数の人々に、画一的な商品を買ってもらおうという考え方が、とても難しい時期になってきています。
やろうと思ったら、熾烈な競争に巻き込まれる覚悟をして、熾烈な苦しい仕事をする覚悟をして、ギリギリのコストダウンをして競争をして、勝った負けたの世界でやっていかなければいけないということです。
そして、多くの企業がそういうことをいまだにやろうとしている。
勝った負けたで判断するとほとんどの企業が負ける。
ほんの一部の企業だけが、勝つようなゲームです。
勝ったって、利益は薄く、疲労だけが残るようなそんな不毛な戦いに参加するのは、得策じゃない。
それは今の流れに逆らっている、あるいは流れに流されているような状態です。
競争する時代から、共創する時代にシフトしている
流れに乗るためには、今までの常識を捨てること、手放すこと。
当たり前にやってきたことを、もう一度冷静に見直してみることが大事です。
古臭い昔のビジネスの世界では、シェアを奪い合ったり、客を奪い合う、競争と戦いが主流でした。
それが当たり前で、それが常識だったから。
でも、それに参加していたら、圧倒的になれないのです。
競争から共創の時代になったっていうこと。
協調、協力、共生というキーワードが大事です。
お客さまはみんなちがう個性があり、みんなそれぞれの生活をしている。
趣味嗜好もちがうし、ライフスタイルもちがうのです。
画一的なアプローチでは、届かなくなっている。
そういう人たちに、選んでもらうためには、独自の個性的な要素が必要です。
個性的っていうと、目立つことや派手な服装をすることと思いがちですが、そうじゃありません。
あなたの「個」を出すということ。
人間は、ひとりひとりちがう存在です。
あなたと同じ職業で同じ趣味で同じ経歴をもっている人なんて、この世に一人も存在しないのです。
それを発信することが、独自の個性になるということ。
あなたの「個」を出すことで、共感してもらい、関係性ができて、そして買ってもらう。
あなたには、誰もなれないのですから。
独自の価値を創出して、マスで考えないことです。
面白がって仕事をする 大激変時代のビジネス術
独自の価値を伝えて楽しく仕事をして、面白がって仕事をしたほうがしあわせです。
どうせ人間は死ぬんだから。
「絶対」と言えるものはありません。
唯一、絶対って言える例外は、人間の致死率が100%だということです。
これは絶対です。
だったら、生きているあいだに楽しく仕事をしたほういいに決まっています。
苦しい仕事をして一生使い切れないくらいお金を儲けるのと、ある程度豊かな仕事ができてある程度楽しく仕事をするのと、どっちがいい? という話です。
どっちがしあわせかといったら、楽しく仕事をするほうがしあわせに決まっています。
だから、会社を大きくすることが目的ではないということです。
使い切れないほどお金を儲けることが目的はないということです。
もちろんそれが楽しいという人もいるから否定はしませんけどね。
でも、今は新しいビジネス社会になったわけです。
これからは楽しく仕事をすることが当たり前になる。
企業は儲けなきゃいけないから、楽しく仕事をして儲けて、それで身も心も豊かな暮らしができればいいわけです。
成熟化社会になってきたんだということを認識しましょう。
だから、成熟化社会ではエクスペリエンス・マーケティングが有効です。
大切なのは関係性であったりコミュニティであったりするんです。
関係性というのを軸にすべて考えてみましょう。
流れに乗るということは、そういうこと。
産創館で、たくさんお経営者の話しを聞いていて思ったことは、概ねそんなことだ。
最新記事 by 藤村 正宏 (全て見る)
- 世の中のしくみや思考が変わってきている 流れに乗ることが大切 - 2014年12月6日
- 「儲かる」っていう理由で始めたことより「面白いから」って始めたほうが売れる時代 - 2014年12月5日
- 競争がさらに激化する時代 個性が一番の価値になることを認識しているだろうか - 2014年12月4日
関連記事
-
-
SNSをビジネスに活用して成功するために一番重要なこと
ブログは決まった時間に更新することが大事 朝いちばんで、ブログを公開しようと努力はしているのですけ
-
-
アンケート用紙の作り方 お客さまの「いい声」を獲得する方法
これだけ情報があふれて、お客さまの選択肢が飛躍的に増えているソーシャルメディア時代、お客さまとあなた
-
-
こんな看板見たことない!劇的に集客が増えた薬局の看板
店の名前だけの看板はもう意味がない時代 エクスマの塾生さんで、ボーダー柄が好きな薬局の社長がいます
-
-
ソーシャルメディアマーケティングの基本をもう一度確認しておこう
一方通行にならないように気をつけよう ソーシャルメディアが出てきて、日常生活にかなり普及しましたね
-
-
コンテンツマーケティングの構造を恋愛で見てみる
おはようございます。 今日は「コンテンツ」のことを書きます。 コンテンツマーケティングとは コ