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 JR岡山駅前に5日、「西日本最大」をうたうイオンモール岡山が開業した。何でもそろう大型店を次々と出して地方の流通を変えてきたイオンだが、最近は地元百貨店などがある都市部にも出店している。

 5日午前9時半、徹夜組も含めた約7300人が、開店とともに店内に駆け込んだ。もともと工場があり、岡山駅から徒歩5分という好立地。売り場面積9万2千平方メートルには、百貨店高島屋が運営する「デパ地下」のような食料品売り場や、人気のファストファッション店、大きな飲食店街などがそろう。様々な世代が来店し、年2千万人が訪れると見込む。

 イオンは1990年代から、地方都市で広い駐車場を備えてファミリー層中心の来店を見込んだ「郊外型店舗」を相次いで出してきた。ところが、近年は鉄道駅から徒歩で行ける「都市型店舗」の出店にも力を入れている。車を使わない若者やシニア層までをも取り込む戦略だ。