2014衆院選:福島市選管、投票用紙交付ミス 小選挙区と比例間違い /福島
毎日新聞 2014年12月05日 地方版
衆院選の期日前投票で、福島市選挙管理委員会は4日、職員が50代の男性有権者に小選挙区の投票用紙を渡すべきところを誤って比例代表の投票用紙を交付したと発表した。このミスで、有権者1人の比例代表の投票が無効となった。公職選挙法の規定で投票をやり直すことはできないという。
市選管によると、小選挙区の投票用紙と比例代表の投票用紙を置き間違えていたことが原因という。有権者が比例代表の投票用紙に小選挙区の候補者名を書いて投票した後、職員が誤りを発見。小選挙区については、投票用紙を交付し直したため、有権者は投票することができた。市選管は職員に対して、各会場の投票受け付け直前に投票用紙の置き間違えがないか確認するよう求めていたが、今回職員は確認していなかったとみられる。
同市選管では、10月の知事選の期日前投票で、不在者投票をさせるべき有権者に、期日前投票をさせるミスがあった。市選管の本田和主事務局長は「確認すべきこともしておらず、あってはならない誤りで申し訳ない」とコメントした。【小林洋子】