前回の記事でお話したように、IPアドレスなど自分の情報が流れているわけですが、このIPアドレスを変えるだけで、どの地域からのアクセスかはわからなくなります。
その他の情報(OSやブラウザ、その他)はIPアドレスを変えても分かってしまいますが、IPアドレスを変えるだけでも、インターネット上では別人扱いになります。
ただし、キャッシュやクッキーの関係があるので、最低ブラウザは変更しないと、IPアドレスの変更程度では、同じ人物だと判断されます。
では、今回の本題「IPアドレスを変更・偽装する方法 」を説明いたします。
IPアドレスの簡単な変更方法は大きく分けて3つ
方法は大きく分けて3つのIPアドレスを偽装する方法があります。
- IPアドレスの変更方法としてプロキシサーバー(通称:串)を使う方法
- VPNサービスを利用する方法
- iPhoneを使う方法
1. IPアドレスの変更方法としてプロキシサーバー(通称:串)を使う方法
通称、串(プロキシ)と呼ばれる仮想ネットワークを自分のIPアドレスに変更して、匿名でインターネットに接続する方法です。これは厳密に言うと偽装ではありません。
サイト側は相手が串を刺しているということがわかるので、プロキシ相手に一部のサービスを規制しているサイトもあります。
→プロキシの設定方法はこちら【Windows】
2. VPNサービスを利用する方法
VPNサービスというのは、仮想ネットワークをみんなで共有するものです。これを利用すると、IPアドレスを海外などに偽装することが可能です。
方法は簡単でこの手のフリーソフトを利用することです。いくつか紹介します。
「Hotspot Shield」(Mac・Windows)
「Spotflux」(Mac・Windows)
「Safe IP」(Windows)
「IPアドレスを偽装する」というのは、セキュリティ強化のためのソフトウェアなので、安心して下さい。
それぞれのソフトは支持に従ってダウンロードしてインストールするだけ、あとはソフトを起動すれば使えます。
IPが変わっている状態のソフトもあるし、起動してから手動で切り替えるものあるので、変わっているかどうかを、確認くんなどで確認して下さい。
匿名ブラウザ「Tor Browser Bundle」を使う方法
国際ハッカー集団のカルト・オブ・ザ・デッド・カウの支援によって作られたブラウザで、IPアドレスを常に変えながら匿名でネットサーフィンをすることができます。
欠点は動作がかなり重いということ。でに、セキュリティは抜群で自作自演も可能。最近の有名なインターネット犯罪にも使われていたものです。悪用はしないようにしてください。
「Tor Browser Bundle」(Mac・Windows)
3. iPhoneを使う方法
iPhoneには、機内モードというモードが有ります。ほとんどの方が知っていると思いますが、飛行機マークのこのマークです。これを利用します。
このボタンをおして、一度機内モードにしてすぐに解除します。そうすると、繋がった時にはIPアドレスは変わっています。
これは絶対というわけではないですが、docomo、au、SoftBank、それぞれ割り当てているアドレスがそこそこあるはずなので、結構簡単に使えます。ただし、IPアドレスを変えられても、匿名になっているわけではありません。これをパソコンにつないで、デザリングで接続すれば、IPアドレスを変えることは出来ます。
因みに、auは大体50個ぐらいのアドレスで任意に変更される仕組みになっています。これも接続後に確認くんや診断くんなどで確認すれば、現在のIPアドレスがわかりますのでチェックしてください。
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