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路面電車“復活”へ阪神、阪急・WILLERバスなど5社 神戸市が検討

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路面電車“復活”へ阪神、阪急・WILLERバスなど5社 神戸市が検討

 次世代型路面電車「LRT(ライト・レール・トランジット)」や、複数のバスを電車のように連結させて運行する「BRT」(バス・ラピッド・トランジット)など新たな交通手段について、神戸市での導入可能性を検討する事業者が、阪急電鉄(大阪市)や阪神電気鉄道(同)など5社に決まった。市は、5社が今年度末にかけて提案する事業計画案をもとに、平成27年度に実現可能性を検討する。

 検討事業者は、BRT導入を提案する神姫バス(姫路市)とみなと観光バス(神戸市)、LRT導入を提案する阪神電気鉄道、LRTとBRTの併用を提案するWILLER ALLIANCE(東京都)と阪急電鉄。それぞれ、都心部交通の南北軸の強化やウオーターフロントの回遊性向上などを基本コンセプトとして挙げている。

 市は、市内の公共交通ネットワークの利便性向上などを目指し、LRTやBRTなどの導入を検討をするため、9月中旬~10月中旬に鉄道事業者やバス事業者から基本コンセプトを募集。応募があった7社のうち、有識者などでつくる選定委員会で上位5社を選んだ。

 5社は市から上限200万円の補助を受け、具体的な運行ルートや事業の採算性などを盛り込んだ事業計画案を出す予定。

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