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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は、傘下の資産運用事業を統合する検討に入った。三菱UFJフィナンシャル・グループも傘下の資産運用会社2社を合併させる方針。両社とも、貯蓄から投資の動きが加速するとみて、資産運用ビジネスの強化を急いでいる。

 みずほFGでは現在、母体となった3銀行の流れをくむ資産運用会社が別々にある。旧日本興業銀行系の新光投信、旧第一勧業銀行と旧富士銀行の系列のみずほ投信投資顧問、旧興銀系で、第一生命保険との折半出資会社のDIAMアセットマネジメントの3社だ。

 関係者によると、みずほFG傘下のみずほ信託銀行の年金部門と新光、みずほの投信2社の資産運用方針を、早ければ2015年4月にも一体化する。その後、段階的に組織の統合を進める方針だ。