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いよいよ鳥取倉吉工場の中に潜入!皆さんは作業真っ只中で緊張するぜーっ!
この内覧会第一陣に参加するために一番乗りで並んでいたのよー
グッスマ製造部の社員さんに先導され、工場内部を案内してもらう私らの集団。
この工場から日本製フィギュアの幕開けが本格的に始まる、フィギュアの夜明けぜよ!



しかしまだ本格的な生産は始まっておらず、皆さん「ねんどろいど金剛」を練習で作っているところ。
各作業工程すべて練習、入社してまだ皆さん日が浅いらしいです。
ちなみに見学している人のほとんどが他社フィギュアメーカーの方で専門用語をガンガングッスマ社員さんにぶつけられていました。それによると鳥取工場は何やらすごいらしい。



まず作業員さんのスキル、エアブラシなどの塗装技術が高く、「ここが日本とは思えない」だそう。
工程も中国の単率から脱却し、効率化を図っているだとか。
さらにブースに設置された空調は特注で日本で初稼動、ここそういえばあんまりシンナー臭くない?
さすが技術大国ニッポン!すごい、バンザイ!



と思ったらナチュラルに壁に落書きしてる外人さん発見!
ええええ~なにしてるの、あの人たち?
GSC社員さん「あの方はデイビッド・チョーさんといってアメリカの有名なデザイナーさんです」



GSC社員さん「アートが工場内にあると華やぎますし、どんな絵を描かれるのか楽しみです」
な、なるほど~そんな遊び心が!



残念ながらこの成型機は動いていませんでした。
ここでも某メーカーさんは大興奮で日本人を使うメリットについて話されています。
中でも印象的だったのは日本は旧正月がないので、社員が抜ける心配がないこと。
円安が進み、また更に進む心配、そうなると海外生産のメリットが消失すること。
単価的な倍率計算と生々しい現実・・・包み隠さず淡々と受け答えされていたのが印象的です。



やはりメーカーにとって国内生産は悲願であり、ここ鳥取倉吉工場は夢の工場なんだ。
またそれがあるべき正しい姿であることは、部外者である私でも分かります。



でも、自分にはどうしてもグッスマさんにお聞きしたいことがあるのです。
それをお聞きしに鳥取までやってきたのです。
絶好のタイミングがあったので意を決してお聞きしてみた。
「この工場に素晴らしい可能性があるのは分かりました。しかしそれはメーカーサイドの話です。
 消費者の立場からこの工場で生産して“目に見えるメリット”はありますか?」



巷ではフィギュアを国内生産することで金額が安くなるとか納期が遅れないようになるとか都合のいいことばかり実しやかに噂されていますが、そんなに上手くいくだろうか疑問でした。
てか、そんな簡単にことが運ぶなら誰もめんどくさい国外生産なんかしてないでしょう。
何やら痛い視線が突き刺さっている(ような気がする)。
「空気読めよオマエよお」と思われているのかもしれない、でもそれって大切なことでしょ。
だって俺は消費者なんだから!



GSC社員さん「今すぐ金額が安くなったり、納期が早まったりすることはないと思います。
 倉吉工場は主にねんどろいどを生産する予定ですが・・・
 新しい技術を組み込んだ、まだないですが、ねんどろいどプレミアム的な新しいチャレンジは
 日本国内に工場があった方が断然有利です。」

おおう、なるほどー意地悪な質問で申し訳ありませんでした。やはり倉吉工場は夢の工場ですな!
まあ中国で生産を続けることが得策でないのは分かってるんですよ。本当に。



その後も色々な装置を案内していただけました。これは一度に大多数のパーツを塗装できる機械。



ふむふむー



なるほどー

そんなグッドスマイルカンパニー鳥取倉吉工場内覧会でした!
このあとも、ニコニコ生放送とか倉吉工場の大特集!
管理人はまだまだこっちにいますのでよろしこ。あとここ寒いです!