和歌山県警は30日、女性警察職員に乗用車内で抱きつき体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪で起訴された県警組織犯罪対策課巡査部長、稲生泰延被告(36)=和歌山市=を懲戒免職処分とした。
起訴状などによると、稲生被告は9月27日未明、和歌山市内の駐車場に止めた車内で、顔見知りだった20代の女性職員に抱きつき、体を繰り返し触るなどしたとしている。県警によると、このほかにも2人の女性職員との不適切な交際も確認されたという。
県警監察課は「法を順守し執行する立場の警察官がこの種の事案を起こしたことは誠に遺憾。信頼回復に努めます」とコメントした。(産経新聞)