2014.10.1 17:43

盗撮の証拠品隠した疑いで校長と教頭を書類送検…女子更衣室にカメラ

 宮城県警加美署は1日、小学校内の盗撮事件に使われたデジタルカメラと知りながら隠したとして、証拠隠滅の疑いで、同県加美町の小学校の校長(56)と教頭(56)を書類送検した。

 盗撮事件では県警が7月15日、この学校で外国語指導助手を務める米国籍の男を逮捕した。

 校長らの書類送検容疑は、勤務する小学校の女子更衣室に盗撮目的で置かれていた小型のデジタルカメラを、盗撮が発覚した6月19日から県警に届けた7月14日まで、校内に隠した疑い。

 県警によると、2人は「自分たちの保身のために隠した」と容疑を認めている。校長らは当初、外部に公表しないよう他の教員らに指示していたが、盗撮があったとの話が児童や保護者に広まったため県警に届けた。カメラのデータは消去していなかった。

 女子児童が6月19日、更衣室のカメラを発見した。(共同)