11日午前6時10分ごろ、大阪市浪速区の大阪府警浪速署地下1階の駐車場で、同署地域課の高橋哲也巡査部長(29)=大阪府寝屋川市=が頭から血を流して倒れ、死亡しているのが見つかった。拳銃自殺とみられる。
浪速署によると、巡査部長は10日が宿直で、11日午前5時半ごろ、報告書類作成のため上司や同僚とともに交番から浪速署に移動。直後に行方が分からなくなり、捜していた署員が見つけた。
銃口をくわえて1発撃ったとみられ、拳銃はあおむけの状態の胸の上にあった。同署が詳しい状況を調べている。
巡査部長は精神的な不安を訴え、今年5~7月に仕事を休んでいた。携帯電話には、家族に宛てた遺書のような内容のメールが未送信のまま残されていた。
浪速署の岸本健司副署長は「原因を調査中のため、コメントは差し控える」としている。(共同)