富山県高岡市の市立中学校で、3年生2クラスの生徒4人の水筒に灯油が混入されていたことが11日、分かった。4人のうち2人が口にした。病院で検査を受け、健康被害はなかった。
市教育委員会によると、混入があったのは10日で、別のクラスの3年生男子生徒が入れたことを認めている。不登校の傾向がある生徒が勉強する「相談室」に通っており、文化祭のリハーサルで全校生徒が体育館に集まっていた際、自宅から持ち込んだ灯油を入れた。
市教委は「相手を意図的に選んだとは考えていない」としており、今後男子生徒から事情を聴くとともに、専門機関を受診させるなどの対応を取る。(共同)