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狩野山楽の大型屏風を発見
江戸時代初期に、狩野派の絵師の中でも京都を拠点に活躍した狩野山楽の大型のびょうぶが見つかり、5日、京都国立博物館(東山区)で報道関係者に公開されました。
公開されたのは、江戸時代の初期に、多くの狩野派の絵師が江戸に移る中で、京都に残って活躍した狩野山楽が手がけたびょうぶです。
「槇に白鷺図屏風」と呼ばれる作品は、縦約170センチ、横150センチ余と大型で、滋賀県の個人が所有していましたが、木の枝の表現やすらりとしたしらさぎの特徴的な描き方から山楽の作品だと鑑定されました。
また、同じ狩野派で活躍した狩野孝信が描いたびょうぶも発見され、作品には武士たちが酒を飲んだり踊ったりして楽しむ様子が細部にわたって描き込まれています。
京都国立博物館の山本英男学芸部副部長は「作品はきらびやかで当時の作風をよく表している。大型の作品は後世に残らないことが多く、今回の発見は極めて貴重だ」と話していました。
いずれの作品も来春に一般公開されることになっています。
12月05日 21時03分