2014.10.25 10:29

米高校で銃撃 自殺した男子生徒、差別的な友人の言動に恨みか

24日、米西部ワシントン州メアリーズビルの高校近くで、友人や家族と再会した生徒ら(AP)

24日、米西部ワシントン州メアリーズビルの高校近くで、友人や家族と再会した生徒ら(AP)【拡大】

 米西部ワシントン州メアリーズビルの高校で24日午前(日本時間25日未明)、男子生徒がカフェテリアで友人らを銃撃し、地元メディアによると女子生徒1人が死亡、男女4人が重傷を負った。3人は頭部を撃たれ、危険な状態という。発砲した男子生徒は自殺した。

 男子生徒は昼食時間のカフェテリアに現れ、座っていた約10人の友人グループを短銃で背後から複数回銃撃した。生徒の一人は「特定の人物を狙っていたのは間違いない」と語った。

 動機は分かっていないが、米メディアは特定の女子生徒に恨みを持っていたとの見方や、米先住民であることを理由にした差別的な友人の言動に、不快感を持っていたとの見方を伝えている。

 現場はシアトルの北約50キロ。米国では2012年に東部コネティカットの小学校で、児童ら26人が死亡する乱射事件が起きている。(共同)