日本ソフトボール協会の会長に脅迫文を送ったとして、暴力行為法違反罪などで起訴された元佐賀県ソフトボール協会理事長の玉利伸一被告(66)=佐賀県みやき町=に名古屋地裁岡崎支部(後藤隆裁判官)は30日までに、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
同支部は、玉利被告と同じ罪で起訴された元佐賀県協会事務局長の鈴木一弘被告(51)=福岡県筑紫野市=にも懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。いずれも29日付。
判決によると、玉利被告らは、日本協会の徳田寛会長(65)に不正の追及をやめさせようと、昨年4~6月、政治結社を名乗り「死相が出ている。気いつけや」などと記した脅迫文を徳田会長の自宅や、徳田会長が当時副社長を務めていた自動車部品大手「デンソー」(愛知県刈谷市)に送った。
捜査関係者によると、徳田会長は2012年に就任後、組織改革を推進し、玉利被告らが反発していた。(共同)