泥酔した男性が現金自動預払機(ATM)で引き出した現金を盗んだとして、警視庁上野署は11日、窃盗の疑いで中国籍の鄭瑞珍容疑者(27)と魏麗晶容疑者(30)を逮捕した。
逮捕容疑は6月28日未明、台東区上野2丁目のコンビニで、泥酔した男性会社員(49)がATMで現金20万円を引き出した際、魏容疑者が男性にキスをしながら目をふさぎ、その隙に鄭容疑者が払い出し口から金を盗んだ疑い。ともに容疑を否認している。
東京・上野や近隣の繁華街では2012年以降、同様の被害に遭ったとの相談が約850件あり、上野署は複数の中国人グループが関与し、被害額は約3億円に上るとみて捜査している。
(紙面から)